三豊市少年少女発明クラブの平成21年度開校式が、4月18日(土)に詫間電波工業高等専門学校で開かれました。
これまでの開校式は、高瀬町農村環境改善センターなどで行われていたのですが、今年度から活動の拡充を図るために、拠点を同校に置くこととなったからです。
それと、電波高専にとっても、理科教育拠点とするための、地域との連携活動方針とも合致するためです。
子どもたちは、充実した設備や施設を使い、同校の専門科教員や学生とも交流することができ、身近に感じることができる効果もあります。
三豊市少年少女発明クラブは、発足から5年目を向かえました。
旧高瀬町時代に、高瀬町少年少女発明クラブとして発足して、市町合併とともに三豊市少年少女発明クラブとなり、会員は三豊市全体に広がりを見せています。
これまで、ロボット教室や民間企業技術者などの実験・講演の活動のほか、全国を対象とした発明コンクールに応募して、多くの賞を受けるすばらしい実績をあげ、現在会員数は市内小学生を中心に200名近くを数えています。
全国の同様クラブのうちで、9番目に多くの会員を抱えるクラブに成長して来ました。
その原動力は、山路敏江会長をはじめ指導員の方の「創造力ある人間に育って欲しい!」という熱い思いと情熱にあり、その熱が保護者や子どもたちに伝わったからに他ありません。
“熱は伝わる”のです。
熱伝道したのか、今や三豊市も政策部地域振興課が事務局としてバックアップする体制となっています。
三豊市少年少女発明クラブの会員の皆さん、 『創造工房』 と名づけられた電波高専の充実した設備の整う教室を、十分に利用して創造力豊かな人に成長してくれることを心から願っています。
私たちは皆さんを応援しています。
11月11日 日曜日
今日は大安吉日です。
おまけに、爽やかな中に少し哀愁を感じる絵に描いたような秋の一日でした。
三豊市高瀬町の「蘭 ’s garden」(ランズガーデン)であった、香川県中小企業家同友会三豊支部の家族会に(一人で)ちょっと顔を出しました。
その道すがら、“菜の花プロジェクトINみとよ”で種まきをした栽培地に立ち寄りました。
こんなにすくすくとたくましく発芽していて、来年の春がとっても楽しみです。
これからの成長の記録を報告してゆきたいと思っています。
地元企業の経営者の集まりである同友会は、日頃おやじだけで集まって3っの目的「良い会社を作ろう」「良い経営者になろう」「良い経営環境を創ろう」を掲げ、経営の勉強?を楽しくやっていています。
今日の家族会は、「家族をほったらかしにして、あんただけ楽しいお勉強?いいわね!」の声に押され、企画されたようなものです。
思いはそれぞれですが、会場になったランズガーデンの環境のすばらしさに加え、イベントのカントリー・ウエスタンのライブ演奏がこの場の雰囲気にぴったりで最高でした。
演奏者のグループの一つに、同友会仲間の平均年齢62歳の“まんが堂 おじさんバンド”がおり、40年昔を思い出させてくれました。
大西さん、久保田さん、山本さん、そして急きょ応援参加となった大西さんのお嬢さん、思わず胸がキュッとなった瞬間をありがとうございました。
「俺も負けずに、何事にもくじけず挑戦を続けなくては」の思いを呼び起こしてくれたのです。
三豊市にこんなにおしゃれで、自然に溶け込んだ、情緒溢れるところがあったなんて、本当に驚きでした。
良いものはたくさんあるはずなのに、それに私たちが気づいていない無頓着さが情けなくて溜まりません。
今度また、ライブ演奏があれば必ず参加しますからね!
何時までも青春で行きましょう。
3時から、みの観光館で開かれた三豊少年少女発明クラブの「みとよロボット交流会」に出席しました。
午前中から始まっていた、自作ロボットづくりでは、三豊市全域の100名程の子どもとその保護者の参加で、驚くような活気であったようです。
山地会長を始め、矢野さん、前川さん他、地域の心ある有志の皆さんの協力でこのような未来に希望の持てる行事が実現しているのだと、改めて感謝しています。
詫間電波高専の三崎先生が総理大臣賞を、三豊工業高校が文部科学大臣賞を受賞されたことを祝う会が盛大に行われました。
三豊市のみならず、観音寺市も含めたこの地域が、人材育成によって発展することに、最大の支援をしてゆかなくてはならないと感じています。
かねてから、三豊市少年少女発明クラブに相応しいクラブハウスが欲しいとのお話がありました。
みの観光館は、市の遊休施設になっており、活用の公募をしているところでしたが、いまだ有効な活用方法は見つかっていない状況です。
みのふれあいパークが整備され、四国八十八か所の弥谷寺がそこにあり、静かで創造力かき立てる環境に持ってこいのこの場所を、発明と創造力の核となる「三豊市少年少女発明クラブ」のクラブハウスにすればよいのではと思っています。
歩みの遅い季節の移ろいの中で、遅ればせながら三豊観音寺地域の“まち”の奥深さと可能性を改めてしみじみと感じた秋の一日でした。
「三豊市少年少女発明クラブ」活動報告会
4月21日(土)、三豊市少年少女発明クラブの活動報告会が、高瀬町にあるクラブ室で行われました。
発明クラブが、昨年4月15日に開講されてからの1年間に、子どもたちが学び活動した成果の発表の機会となっています。(2006年4月15日書き込み)
山地会長の、子どもたちの想像力に対する期待の大きさと、このクラブに対する情熱は、一年を経た今も衰えるどころか益々強くなっているようです。
しかも、クラブ員の子どもたちが、会長の思いにしっかりと応えていて、すばらしい作品の数々でした。(2006年12月31日書き込み)
一般の参加者には、三豊ライオンズクラブから次年度会長の曽根猛さん他数名と、市から清水副市長と企画課の綾さんがいらっしゃいました。
山地会長とクラブ指導者のみなさんの熱意が、地元産業界と行政をその気にさせたのだと、改めて頭の下がる思いです。
19年度のクラブ員の募集も始まります。
三豊市全域の小中学生が参加できるような広がりを期待したいと思います。
閉会の前に、企画課の綾さんから、みとよ青年会議所が毎年行っている夏のフェスティバルの案内があり、今年は8月25日にマリンウエーブで「ロボットコンテスト」が企画されているとのことでした。
地域あげての「知財立市三豊市」への確かな手応えを感じたのでした。
知財立市三豊市をめざして
1月13日(土) 三豊市詫間町のマリンウエーブで、今年初めての三豊市少年少女発明クラブがありました。
いつもは、山地会長を中心とした地域の指導者の皆さんが講師となった講座が行われていますが、今回は、日本発明協会から「地域におけるIPカルチャー普及」のための講演が行われました。
講演を頂いたのは、長く通産省工業技術院に勤め退官後、からくり人形工房を設立され、子どもたちの知的好奇心を育む活動をされている、半屋晴光(からくり人形師)さんでした。
「からくり人形のなぞ」と題し、現物を前に子どもたちだけでなく、むしろ大人の私たちが心躍るお話でした。
1)人形の起源と進歩は、偶人(ぐうじん・ひとかた)という人間の分身であり、おまじないの道具として発生し、神聖な場所と時に限られた人によって操られる人形へと変化していった。マリオネット(糸操り)や指人形・人形浄瑠璃・文楽などであった。その後、操り無しで自動的に動く人形として、からくり人形へと進化した。人間により近づき、現代のロボットへと繋がってきた。
2)日本でのからくり人形の起源と発展は、ザビエルの持ち込んだ機械時計の動力のゼンマイに始まり、17世紀に時計師の竹田清房が「茶運び人形」を発明した。当時の日本には、刀を作る技術はあってもゼンマイに使える鋼(はがね)はなかった。ひげ鯨の歯を加工してそれに替えた。
階段を1段づつ自動的に降りる「段返り人形」は、ヨーロッパの砂時計の原理で水銀を使い、滑らかな動きを実現した。後に、ヨーロッパに伝わり水銀の替わりに小さな鉄球を使い再現しようとしたが、同様の動きは得られなかった。
近世である江戸時代からもすでに、日本とヨーロッパの間でお互いの技術と文化を組み合わせ、新しい価値を生む交流があり発展していった。
3)何故特許制度(知的財産)が必要なのかは、これほど優れた当時のからくり人形が一体も残っていないのも、アイデアや技術を独占する特許制度がなかったために、それを明かさなかったからだ。当時、技術や極意は一子相伝であったが、特にからくり人形は大名家などのおもちゃとしての需要であったために、明治の近代になると廃れていった。現代の私がからくり人形を復元できたのも、細川半蔵の「機功図彙」(きこうずい)があったからだ。これは技術の公開の重要性を物語っている。特許制度によって技術が公開され、技術が進歩し、豊かな社会になる。
皆さんの創造性は、現代と未来の課題に対処するために必要とされている。
地球環境や高齢化といった社会の課題に貢献することも大切なのではないか。
新しい技術は、人の考え(価値観)を変えてしまうほどに、大きな意味を持っていることを知って欲しい。
半屋春光さんの言葉の一つ一つが実績に裏打ちされた魂のこもったもったものでした。
今回の講演を聴き、三豊市の発展の戦略の切り口はここにあることの確信を得たのでした。
8月30日のこの場で「三豊市少年少女発明クラブの可能性」を書き込みましたが、私だけではなく、三豊市の未来を考える者誰もが一様に思うことであることも確信したのでした。
ロボットコンテスト日本一の詫間電波高専と三豊市の地場産業の連携による、地域再生の仕掛けが現実味を帯びてきたと実感したのでした。
地域産業界の依頼によって詫間電波高専が研究開発し、三豊市少年少女発明クラブで育った子どもたちが詫間電波高専で学び、その後に地域産業界に貢献をする。こんな関係ができることが知財立市三豊市の実現に繋がってゆくのだと思っています。
横山市長もちょっと色気を出しているようです。思う壺です。
年の暮れの挨拶
伝えきれないことのあまりに多いことを、今更ながら感じる年の暮れです。
2月12日の三豊市議会議員選挙では、皆さんのご支援とご理解をいただき、晴れて議会へ送り出していただきましたこと、改めて心より御礼申し上げます。
めまぐるしく、夥しい出来事が発生し捌かれていった一年間でした。
それぞれの案件は、どれをとっても市民生活に直結するものであり、その判断と決定には責任の重さを感じますし、既成の概念に囚われない公平公正な心根と ”初心” の大切さを痛感しています。
今年、合併によって三豊市少年少女発明クラブが再編結成されています。関係者や指導者の皆さんのご尽力で、会員の子どもだけでなく保護者も虜にした講座が続けられています。
そんな中から、(社)発明協会香川県支部主催による「62回香川の発明くふう展」において、比地大小学校3年生の塩冶(エンナ)篤史君の作品が「香川県産業教育振興会会長賞」を受賞しました。
誰もが気づかずに見過ごしてしまう、身近に当たり前にある物を利用して作った風速計でした。
プリンカップで風を受け、針金に巻きついた糸の長さで風の強さを測定します。1分間で巻く糸の長さから風の強さがわかるよう工夫されています。
市民の皆さんの力で、確実に人は育っていることを実感した、元気付けられるすばらしい出来事であり、素直で透明な心で考えを組み立ててゆくことの大切さを教えられた思いです。
私は、彼等と共に学び共に成長してゆきたいと思っています。
かけがえのないクリアーでピュアーな感性で ”初心” を忘れることなく活動に励むことをお誓いし感謝と御礼の挨拶といたします。
皆さん良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
三豊市少年少女発明クラブの可能性
今日、山地会長から「三豊市少年少女発明クラブ」の手紙をいただきました。
今回で何回目の手紙でしょうか。
9月2日(土)10:00~15:00、高瀬町改善センター3F大ホールで開催予定の「少年少女発明クラブ」と「詫間電波高専ロボットコンテスト展」の案内の手紙でした。
いつもながら、山地会長のこのクラブに対する思い入れの強さを感じさせられます。
事実、何度か参加させていただきましたが、クラブ員の子どもたちが実に活き活きとしていて、それを見ている保護者の目も実に良い輝きをしているのです。山地会長も「嵌ったな」って感じで、私も同じ穴の狢(むじな)って感じなのです。
今、私にはある一つの期待感があります。
「三豊市少年少女発明クラブ」を核にした、三豊市の次代の経済界・産業界を担う創造力豊かな人材育成の土壌ができないかと言うことです。
経済基盤の極端に弱い三豊市にとっては、行財政改革だけで時を費やしてはならないと思っています。新たなる経済活性化につながる政策が、たちまち求められていると思うのです。たとえば、19年度に「次世代の創造性豊かな人材育成事業」なんていう予算化ができないかと言うことです。
三豊市の、財政基盤強化の戦略の一つとして取り組む価値は大きいと思っています。
皆さんも是非一度、自分の目で確認するためにご参加いただければ最高です。
三豊市の、「まちづくり政策」の柱の一つにできないかと本気で考えています。
7月22日(土曜日)
今日22日、午前9:00から12:00の3時間「三豊市少年少女発明クラブ」が、高瀬町二の宮小学校体育館で行われました。
今回は、発明協会から指導員の福武さんを講師に迎えて、「飛行の原理」をテーマにストローグライダーを作り、試し飛行をしました。指導に従い子どもたち皆同じ材料と手順で作ったはずのストローグライダーですが、二つの円筒状の翼をちょっといじっただけで右へ左へと。また、錘を前後に微調整することで頭から突っ込んだりのけ反ったり、一直線に飛んだりと面白い体験をしたと同時に、発想や創造し試すことの面白さを学んだと思います。
3時間、福武さんも子どもたちも休み無しにわいわいがやがや楽しいひと時でした。
地域社会を豊かにする、創造性豊かな人材が多く育つことへの期待が膨らみます。この活動を継続し、より確かなものとするためには発明協会に頼るだけではなく、行政を含めた地域の幅広い支援が必要だと感じています。
午後1:00から「第一回市長杯争奪卓球バレー大会」が、高瀬町総合体育館で行われました。横山市長の挨拶で始まり、この大会が6月10・11日に催された「市長旗争奪中学校軟式野球大会」に次いで、二番目の三豊市長杯のスポーツ大会であることを知り、障害者の皆さんと支援者の方々のパワーを感じました。
卓球バレーは、”障害者スポーツ”の種目の一つで、卓球台を使い鈴の音の出るピンポン球をかまぼこ板のようなラケットで転がし、バレーボールに似たルールで1チーム6人で椅子に座ったまま(お尻を上げると反則)で競技します。目の不自由な人も音を頼りに、車椅子の人も座ったまま、知的・精神に障害のある人も苦なく参加できるようになっています。
この大会の大切な意味は、障害者と健常者が一緒になって競技に参加するところです。
今年10月より実施される予定の、障害者自立支援の地域生活支援事業の一つとして、障害者スポーツが定着し、障害者の皆さんが地域へ出てゆくきっかけとなればと期待しています。
それにしても、昨年までの14年間三豊総合病院の院長を勤められ、三豊地域にはなじみがあるとわいえ
”かがわ総合リハビリテーション事業団”の今井理事長が直々に来賓として参加いただいたことは驚くべきことです。障害者が地域の中で活き活きと生活できる社会の実現への強い期待感の現れであると感じました。
ちょうど、同時刻に「高瀬町手をつなぐ親の会」の2回目の座談会の案内をいただいていたのですが、市長杯が先約でしたので出席できずに申し訳ありませんでした。7月28日には「三豊市障害者福祉計画策定委員会(第1回)」が予定されています。障害者の皆さんと支援者の方々の声が生かされる計画が作られなければなりません。
ロボット教室(少年少女発明クラブ)
5月6日(土)詫間電波高専で、三豊市少年少女発明クラブのロボット教室その1「簡単ロボットの作り方を学んで、ロボットを作ろう」が開かれました。
三豊市内の小学生を中心に保護者もあわせ50名ほどの参加者で熱気の中で行われました。ロボットコンテストで詫間電波高専を日本一に導いた三崎先生と学生の皆さんの指導のもとに2時間は瞬くの間に過ぎてゆきました。
参加者の子どもたち一人ひとりに与えられたリモコンロボットに、それぞれが思い思いの工夫でタイヤや歯車やいろんな部品を取り付けて、二つとないユニークなロボットが組み上げられて行きました。
夢中になって活き活きとロボット作りに取り組む彼らを見ていて、私も刺激を受けて挑戦しました。
やっぱり何事もそうなのですが、見ているだけでは気づかないこと感じないことがあります。何よりもやってみて初めて味わうことの出来る”実感”は、とても重要な感覚であることを改めて感じました。
子どもたちにとって、自分で探す・見つける・閃く・やってみる・気づく(失敗する) ・まねてみる・挑戦する、等の行動の連続の中に成長があるのだとも感じました。
このようなすばらしいクラブがあることを、市民の皆さんにも広く伝えてゆかなくてはと思います。
山地会長はじめ、企画運営委員・指導員の皆さん、そして三崎先生と詫間電波高専の学生の皆さん、ご苦労様でした。
次回、5月20日(土)のロボット教室その2がまたまた楽しみになってきました。
大人である保護者の皆さんも子どもたちと一緒になって部品を探したり考えたり隣を覗いたりと楽しそうでした。これがなんとも最高に愉快!!!!!
三豊市少年少女発明クラブ
今日、三豊市高瀬町農村環境改善センターで開校式が催され、私も出席させていただきました。
このクラブの前身は、高瀬町少年少女発明クラブで、昨年発足したところだそうです。
ちょうど三豊市発足にあわせ、三豊市少年少女発明クラブとして、社団法人発明協会の183番目のクラブとしてスタートすることとなりました。
子どもの理科離れが久しく言われていますが、子どもたちが理科の面白さに気ずくには、なんといっても実験や体験による感動をどれだけ経験するかにかかっていると思います。
山路会長の挨拶は、使命感とも思える熱い想いと、子どもたちに対する強い期待感がしっかりと伝わってきて思わずぐっときました。
また、矢田副会長のご自身の体験にもとずくお話は、子どもたちに創造することの楽しさがしっかりと伝わるものでした。
これから毎月、第一第三土曜日に実施されるとのことです。早速、5月は詫間電波高専の三崎先生によるロボット教室が始まります。全国制覇に導いた実績と情熱で三豊市の子どもたちに感動体験させてやってください。よろしくお願い申し上げます。
「俺らってすごいよな」の感動を胸に、三豊市少年少女発明クラブの皆さん、思いっきり楽しんでください。
世界一の発明王目指して頑張れ!!!!