3月定例会 一般質問通告

三豊市議会平成24年3月定例会が開会された翌日の3月2日(金)正午に、代表質問及び一般質問通告書の受付が締め切られました。
人の話を聴くだけのその他大勢になっていたのでは、退屈で疲れます。
何より、議員としての務めとして、一議会に一度は登壇して、わずかな時間でも出演者にならなければなりません。
今回は、2件について質問します。
1件目
【学校図書館について】
学校図書館法は、「学校教育において欠くことのできない基礎的な設備」で「児童または生徒及び教員の利用に供することによって、学校教育課程の展開に寄与する」の他、「心の居場所」となる学校図書館づくりにふれられている。
次の点について問う。
1.学校図書館司書及び指導員の配置状況について
2.平成23年度の『住民生活に光をそそぐ交付金事業』の学校図書に対する実績について
3.平成24年度の『住民生活に光をそそぐ交付金事業』と『学校図書館司書配置のための措置』に対する事業計画について
4.校舎新築・改築等における、利用しやすく親しみやすい学校図書館整備と、専任学校図書館司書または指導員の配置について
2件目
【水道事業の現状とこれから】
水道料金統一の課題と、今後の事業整備計画について。
次の点について問う。
1.工場用水料金の現状と、一般水道料金へのしわよせの解消方法について
2.水道料金統一の予定と、それに伴う経常収支の見通しについて
3.施設更新及び新設事業の計画について
4.県の広域化構想の概要について
いつものことなのですが、通告してからが勝負です。
自らを追い込まなければ勉強をしない怠け者の私にとっては、自らを鍛える絶好のチャンスです。

3月定例会の開会

今日から3月です。
いよいよ平成23年度最後の月となり、年度内事業の追い込みに係るとともに、次年度の政策や事業に対する予算の議論が活発になります。
来年度の平成24年度予算が主な審議となる3月定例会が、3月1日(木)~28日(水)の28日間の会期で開会されました。
議会初日には、平成23年度最後の補正予算案を可決しなした。
条例制定や一部改正などは、所管ごとに3の常任委員会に付託され、議会開会中の常任委員会で審議されます。
一般会計及び10の特別会計と2の公営企業会計予算は、近藤久志議員を委員長とし、全議員で構成する、予算特別委員会に付託し審議することとなります。
議案内容については、改めてお伝えします。

「輝くいのちのために」 今を大切に生きる

再び、山本文子さんにお会いすることができました。
三豊市社会福祉協議会主催による 「三豊市ボランティアスクール」(講演会) が、2月25日(土)に開催され、講師として招かれていました。
この日までに2回お会いする機会がありました。
1回目は、6~7年前でしょうか?
市内で開催された講演会でした。
2回目は、視察研修でした。
山本さんが理事長を務めるNPO法人いのちの応援舎の 『ぼっこ助産院』 を訪問したとき、超多忙の中応対していただきました。
助産院だけでなく介護事業など、出産から高齢者福祉までの人の一生に関わる、 「いのち」 を切り口にした、スケールの大きな発想と行動力に感激しました。(2011・12・10付けをご覧下さい)
あの日あの時のままの、信念と情熱、バイタリティ溢れる人であることには変わりなくてよかった。
尊敬を持って、心からそう思っています。
演題 【輝くいのちのために】
ある日、男子高校生から 「助産師(当時は婦)」 の仕事について質問された。
応えているとき気付いた。
助産師の仕事の話は、 『いのち』 の話だと。
また、ある人の誘いで、中高生の前での講演を頼まれた。
『いのち』 とは、いかに生まれ、どう生きるかであり、性教育とは 『生きる』 ことの教育だ。
”セックスはすばらしい。だから、好きな人とだけするものだ。お父さんお母さんがセックスしたから君たちは生まれてきた。だから、好きな人とだけしろ。”
このことを、大人たちは若者たちに教えてこなかった。
知らないということは恐ろしいことだ。
私は、セックスのことを教える。
コンドームの使い方を教える。
『いのち』 を大切にして欲しいからだ。
若者であっても、年寄りであっても、今日という一日は平等にある。
すべての人に言いたい、 「輝くいのちのために」 今を大切に生きろ! と。
6~7年前に聴いた内容と、おそらく同じだったはずなのに、なぜか涙が溢れてこぼれそうになりました。(かろうじて瞬きですみましたが)
あのときの私には感じ取れなかったことが、今の私に強烈に伝わってくるのは、私自信が変わったのでしょうか?
50も半ばに差し掛かり、私も人並みになってきたのだろうか、などと思っています。
講演終了後、山本さんと控え室で言葉を交わしていて、私が決めたライフワーク(2011・12・07付け)を忘れることなく、今を大切に生きなければと、再び思っていました。

新体制決まる

平成24年第1回三豊市議会臨時会が、2月23日(木)に開催され、これからの1年間の議会体制が決定されました。
議長 為広員史議員(七宝会)
副議長 瀧本文子議員(みとよ新政クラブ)
監査委員 藤田公正議員(七宝会)
議会運営委員会委員長 大平俊和議員(七宝会)
          副委員長 川﨑秀男議員(七宝会)
3の常任委員会は、
総務教育常任委員会委員長 川﨑秀男議員(七宝会)
             副委員長 岩田秀樹議員(無会派)
建設経済常任委員会委員長 金子辰男議員(三豊市民クラブ)
             副委員長 込山文吉議員(公明党)
民生常任委員会委員長 詫間政司議員(三豊市民クラブ)
          副委員長 前川勉議員(三豊市民クラブ)
となりました。会派間の移動や脱会及び、新会派の結成など、この日に至るまで目まぐるしい動きがありました。
今日を境に、これまで十分でなかった政策立案や議案の研究、調査を、心新たに一層励まなくてはならないと、肝に銘じているところです。
合併最初の教育民生常任委員会と、この1年間務めた総務教育常任委員会に引き続き、3回目の委員長となります。
これからの1年間、委員会は変わりますができる限り委員会報告を、この場を通して行いたいと思っています。

地域福祉活動 【防災講演会】

社会福祉法人 三豊市社会福祉協議会は、三豊市の合併前の7町ごとに地域福祉活動計画を持っています。
高瀬地区のキャッチコピーは 「みどり・笑顔・ふれあいのまち」
山本地区は 「笑顔で支え合う まち 山本」
三野地区 「ず~っと 住みたいネ! mino」
豊中地区 「笑顔とパワーのみなぎる町」
詫間地区 「夢・自然・あったか詫間」
仁尾地区 「太陽の町 にお」
財田地区 「あい・LOVEたからだ」
いづれも、地域福祉活動計画策定委員会によって練り上げられたものです。
この活動計画を推進するために、それぞれの地区で実行委員会が設置され、地域独自の取り組みを行っています。
豊中地区地域福祉活動計画実行委員会は、誰もが気軽の参加できる “芋炊きウオーキング” を企画し、これまで2回開催してきました。
今回初めての試みで、講演会を開催しました。
【生きるための 防災講演会 Part1 「意識」】 と題して、3月12日(日) 三豊市市民交流センターで、石巻市社会福祉協議会から事務局長の大槻氏と災害復興支援対策課の阿部氏を講師にお招きして行われました。
東日本大震災の惨状の真っ只中で体験した、何物にも代えがたい貴重な教訓の数々を、私たちに伝えてくれました。
社会福祉協議会が対応できる事業として、 『大規模災害に備えて』 の重要なポイントがいくつかあげられました。
①大規模災害時に対応する覚書の締結
②災害対策要綱の整備 (行動指針含む)
③災害ボランティアセンター設置要綱の整備
④災害ボランティアセンター設置訓練の実施
⑤災害ボランティアフォーラムの開催
⑥情報収集用無線機の設置
⑦災害ボランティアセンター設置場所の確保
行政と市民・地域をつなぐ役割として、社会福祉協議会の存在の重要さを再認識することができました。
最大300人を収容可能な会場はほぼ満席で、大自然災害に対する防災意識の高さを目の当たりにすることができました。
遠路はるばるおいでくださったお二人の体験を、イザの場面で活かされるように、 『大規模災害に備えて』 事前準備の数々の項目とあわせ、私たち一人ひとりの 「意識」 を高めていかなくてはならないことを強く感じました。

次期ごみ処理業務委託候補者の決定

1月19日のこの場で、次期ごみ処理業務委託候補者の審査結果をお伝えしました。
2月9日(木)に開催された、三豊市議会ごみ処理問題調査特別委員会では、この審査結果を基にした、三豊市次期ごみ処理業務委託候補者の決定の承認を求める提案が出されました。
 
(1)承認を求める者
住      所  香川県観音寺市大野原町福田原241番地1
名      称  株式会社エコマスター
代表者の氏名  代表取締役 海田周治
           代表取締役 三野輝男
(2)提案理由
株式会社エコマスターは、三豊市が設けた、処理方式を 「トンネルコンポスト方式(固形燃料原料及び肥料原料の製造)」 、運営方法を 「民設民営を基本とする。」 という条件を踏まえ、三豊市次期ごみ処理業務委託候補者募集に提案を行い、三豊市次期ごみ処理業務委託候補者審査委員会による審査の結果、三豊市次期ごみ処理業務委託候補者として適当と認めるという報告・推薦を受け、検討の結果、三豊市が求めている次期ごみ処理業務に合致していると判断したため。
以上のような提案に対して、協議の結果、承認されました。
この後、三豊市バイオマス推進室において、(株)エコマスターと三豊市の間で交わされる協定書案が作成され、次回のこの委員会に提案されることとなります。
当初からの予定である、今年度内の次期ごみ処理施設及び業務の方針決定に向け、着実に歩を進めています。 

第4回 会派 「議会報告会」 のお礼

4回目となる三豊市議会 市民クラブ 会派議会報告会が、2月4日(土)に詫間町にあるマリンウエーブ・イベントホールに、130名ほどの市民の参加をいただいて行われました。
この報告会は、平成22年夏の第1回豊中町開催を皮切りに、平成23年春に第2回高瀬町で、平成23年夏に第3回を財田町で、年に2回開催を目標にこれまで行ってきました。
市民の皆さんの参加数も、回を重ねるごとに増加し、これまで60名~100名程度であったところが、第4回ともなると130名ほどの大盛況となりました。
竜宮城の乙姫様にいざなわれたかのような、開催地出身議員の動員力には、舌を巻くばかりです。
報告後の質問タイムには、会場の充実した環境も手伝ったのか、市民の皆さんから実に熱心な質問が寄せられ、議会報告会の必要性と、質問に的確に応えるための勉強が欠かせないことを実感しました。
次回の第5回になる夏の開催は、山本町の予定です。
回を重ねるごとに、手ごたえを感じています。
右肩上がりの動員で、三豊市議会を活性化していかなくてはなりません。
それができるのも、参加してくださる市民の皆さんの叱咤激励があればこそです。
有難うございました。
またお会いしましょう。

閉会中の総務教育常任委員会・7

年が変わったと思えば束の間、早くも2月の声が聞こえています。
例年行事の消防団出初式や成人式が行われ、今年初の試みである 「三観こどもまつり」 が開催され大いに盛り上がり、物事が一つ一つこなされていることを感じてるとともに、ゆっくりはしていられないと身を引き締めています。
今年初めての閉会中の総務教育常任委員会が、1月24日(火)に開催されました。
今回の協議題は、 「三豊市行政組織の改正案について」 と 「定住対策アクションプランについて」 の2件です。
1件目の行政組織改正は、平成24年4月1日からの市役所組織機構を変更するものです。
主な変更点は、
【総務部】
[管財課]
コミュニティバス事業を加える。
[施設管理課]
新設し、公共施設の一元管理を行う。
【政策部】
[企画財政課]
政策課と財政行革課を統合し、市政のシンクタンクとなる、政策決定の中心課とする。
[産業政策課]
地域振興課と建設経済部の商工観光課を統合し、観光・産業・企業政策に取り組み、知名度向上を担う。
[田園都市推進課]
設置期限を2年として、バイオマス推進室の定住対策や総合型地域スポーツクラブなどのプロジェクト項目に集中的に取り組む。
[地域内分権推進課]
設置期限を2年として、市民主体の地域コミュニティ作りを担う。
【環境部】 新設
市民部の環境衛生課と水処理課に定住対策事業を除くバイオマス推進室を加えた3課体制でスタート。
【教育委員会】
子ども未来推進室を廃止して、教育総務課に統合する。
部課の数は、部が1部増となり、課は2課減1課増の全体で1課減少することとなります。
2件目の定住対策は、本年度から平成25年度までの3年間に取り組む計画を表した、 『三豊市定住対策アクションプラン』 の提案がありました。
《平成23年度の取り組み》 
①若者定住・地域経済活性化住宅補助事業 ②学生合宿誘致事業 ③短期滞在助成事業 ④ふるさと体験交流事業 ⑤ポータルサイトの開設 が取り組まれた。
*若者定住促進・地域経済活性化住宅補助事業
現在の申請件数が41件で、38,190,000円の補助金額となっており、仮申請も22件あることから、計画通り進んでいる。
平成24年度に向け、現行満額補助対象を2,000万円以上としているところを、1,500万円以上について100万円補助とし、1,500万円までについては、20分の1補助とすることを考えている。
《平成24年度・25年度の計画》
【継続事業 ①・②・③・④・⑤】
①については、50件の交付目標で、5,000万円を予算化する。
対象物件は新築に限らず、 「空家バンク」 に登録物件の中古住宅にも補助対象を広げる。
②~⑤についても引き続き予算化する。
【新規事業】
(1) 「空家バンク」 事業
しないに1,600戸以上ある空き家を、 「空家バンク」 に登録し、定住ポータルサイト上で売り手と買い手の仲介サポートを行う。
(2) 若者定住促進リフォーム助成事業
若者を対象として、そのライフスタイルに合った住宅にリフォームすることで、中古住宅の流通促進を行い、若者定住に結び付けていく。
(3) 優良宅地提供事業
建築条件付の宅地販売が多くを占めているため、若者の希望する住宅を建築することが難しい状況であるため、良質な子育て環境のためにも、建築条件の付かない宅地を提供する。
遊休公有地の利活用で、20区画程度を予定。
(4) 定住対策コミュニティ創造事業
三豊市の歴史・伝統・自然・風土を見直し再発見することで、誇りや自信、活力を呼び覚まし、新しいコミュニティを創造する。
市内数ヶ所を選定して、香川大学地域マネージメント学科との共同研究で、調査分析を行う。
(5) welcome to mitoyo 事業 (情報発信事業)
都市部での情報発信(県事業との連携)、イベント開催、雑誌などで、三豊市の 「いらっしゃい情報」 を発信する。
(6) 定住ポータルサイトの運営
アクセス数2千件を目標に、見る側に立ったサイト作りを行う。
新年度からの新たな組織の中で、大いに成果が上がることを期待します。
終わりに、その他として、1月29日(日)に “【三豊市・三好市】・【三豊市・美波町】 災害時における相互応援協定調印式” が行われるとの報告がありました。
また、友好都市である洞爺湖町とも調印を予定しており、財田諶之丞まつりの開催時期に合わせて調印式を行うとのことです。
一年間務めてきた委員長の職も、任期が一ヶ月を切りました。
何かとご協力をいただいた委員の皆さ、所管職員の皆さん、事務局の皆さん、本当にお世話になりました。
市民の皆さんには、十分な報告ができているとは思っていませんが、自分の可能な限り委員会の動きについてお伝えしてきたつもりです。
議会人事で所属委員会変更後も、変わらずお付き合いをお願いいたします。

コールセンターの誘致

三豊市企業誘致事業による企業誘致が実現しようとしています。
7町の合併によって顕在化した、遊休公共施設の売却処分を含む有効利活用について、これまで取り組まれてきました。
高瀬町国際交流館やふれあいパークみのの薬草館などは、既に売却されています。
今回の利活用計画は、三野支所に隣接する、三豊市社会福祉協議会所有の三野町社会福祉センター2F部分を、民間事業者に賃貸して、未使用であったこれまでにも発生していた、維持管理経費を軽減すると伴に、新たな雇用を創出しようとするものです。
賃貸先である誘致企業の (株)ナック は、東京に本社を所在し、売り上げ500億円、従業員が約2,400名の東証1部上場企業です。
ダスキン事業や環境衛生事業(ウイズ事業)、建築コンサルティング事業、住宅事業(レオハウス)、宅配事業(クリクラ)を、広く展開しています。
三豊市で展開する事業は、ミネラルウオーター “クリクラ” の営業のためのコールセンター業務です。
平成24年(本年)4月から、クリクラ事業本部 三豊センターとして、約30席の2交代制で開設予定です。
概ね60人の雇用が予測され、子育て中で時間に制限のある女性の就労機会が増えるものと期待されます。
1月30日(月) 午前11:00より三豊市庁舎にて、三豊市の支援と協力で、(株)ナックが三豊市にコールセンター新設の、進出協定調印式が行われます。
今回の企業誘致事業の成功で、未利用資産の有効利活用に弾みがつくと思います。
そして、このまちに新たな雇用の場が創出されていくことを推し進めていかなくてはなりません。

第4回 会派 「議会報告会」 のご案内

三豊市議会の2期目の選挙から、はや2年が過ぎようとしています。
改選後、再結成された 「会派 三豊市民クラブ」 による4回目の議会報告会が、2月4日(土) 18:30より詫間町のマリンウエーブ・イベントホールにて、開催することとなりました。
前回、平成23年8月20日(土)に、財田町で開催してから半年が経過しました。
この間の市の動きや議会活動について、常任委員会や特別委員会などの所属議員が、それぞれ役割分担して報告します。
今、報告会で配布するための 「三豊市民クラブ会報紙 第4号」 と、当日の説明のためのパワーポイントを作成するために、打合せを重ねています。
亀にまたがった “浦島太郎” の道先案内で、多くの市民の皆さんが竜宮城(マリンウエーブ)へ来てくださることをお待ちしています。