平成19年が始まります

新年明けましておめでとうございます。平成19年の書初めです。
本年は昨年に増し、しっかりとした、より充実のしたお知らせを心がけます。
よろしくお付き合いの程をお願い申し上げます。
1月5日(金)、三豊市議会の初寄りとなった全員協議会が開かれました。
協議のテーマは、昨年から引き続いての「クリーンセンター」の件で、12月12日の全協で協議された結果を、観音寺市白川市長へ伝えたことに対する報告と、今後の対応についてでした。
12月28日に、観音寺市役所へ、三豊市横山市長と香川議長・近藤副議長、そして真鍋三観広域組合議会議長の4名で訪問し、観音寺市の”奥谷”案に対する、三豊市議会の否定的な空気と主な意見を伝えた。
観音寺市からは、「これまでこちらにお任せ(丸投げ)であったのに、案が気に入らないからと言って、今更反故にするとはどういうことか!」「候補地との交渉の兼ね合いもあるため、否定の結論を出すのはもう暫く待って欲しい」などの返答があった。
これに対し、三豊市からの「暫くとはどの程度の期間なのか。」の問いに対しては、「1月か2月か3月かなのははっきりしないが、暫く見守っていて欲しい。」とのことであった。
といったものでした。
この報告に対し、
「前回の全協の後に、現地視察を行ったが、ゴミ運搬の道路事情と季節(豪雨による土砂崩れや積雪による通行止めなど)の使用不安が考えられる。」
「計画が動き出したころと今とでは、ゴミの考え方と処理技術が大きく変わっているのに、何故未だに以前の計画のままなのか。」
「検討が始められてから7年間、まともな情報は無く、住民にも議会にも説明されてこなかったことの不信感と、誰がどこでどのように話が進められているのかが判然としないのはおかしい。」
「両市民と両議会に、同様の情報を提供し、共に考えるべきではないか。」
「三豊市の意見と意思をきっぱりと伝えるべきだ」
「広域行政も市町合併(1市9町から2市へ)で、担うべき役割と機能が変わることを求められているのではないか。三豊市・観音寺市広域組合議会で、三観地域全体のゴミ問題として、2市の本音の意見を出し合い、方向を定め直すべきだ。」
等の意見が出されました。
この事案の根本的な問題は、二つのまちの物事を決定するための手法と過程が異なることにあると私は思っています。観音寺市議会には、三豊市議会と同様の情報が渡っていないようで、こんなアンバランスがあったのでは議論にもなりません。
三豊市・観音寺市広域組合の事業であることの認識を再確認し、市町合併前の三観広域組合議会ではない新生議会として、冷静な議論が早急に行われなくてはならないと思っています。

一般質問 初日

今日、9月定例議会の一般質問が始まりました。先般もお知らせしましたが20名の通告がある中で、今日は早い順番から7人が登壇しました。7者7様の個性と活気のある質問の連続でした。
横山議員は、
プール事故に端を発した公共施設(教育・公園・病院など)に対する管理の取り組みについて。
川崎議員は、
三豊市の財政の数字を根拠とした、行財政改革への取り組みについて。
不登校の小中学生の現状と対策について。
震災に対する香川用水の耐震について。
小林議員は、
日本初の地域活性化インターチェンジである、鳥坂ICのアクセス道路整備について。
可燃ごみ分別の地域格差の是正について。
真鍋昌年議員は、
市長の庁舎のあり方に対するリーダーシップへの言及。
ごみ収集運搬に関しての民間委託の経済的メリットについて。
山本議員は、
防災行政無線の整備のスケジュールと、デジタル化に向けての考え。
地上デジタルの難視聴地域の把握と、市の補助金対応はどうか。
農地・水・環境保全向上対策と中山間地域支払い事業の現状と19年度の取り組みについて。
三観広域クリーンセンターの新たな埋め立て処分地の考えについて。
荒廃する竹林の保全対策と竹林間伐システムによるバイオマスタウン構想の考えについて。
金子議員は、
3月議会の質問の追跡質問として、香川用水調整池周辺の整備利用計画の進捗状況について。
為広議員は、
養鶏場の鶏糞処理による悪臭の公害防止について。
プラスチックのリサイクルに取り組む三豊市内の地域間格差について。
本所のゴミの分別搬出への市民の不審感について。
水防法や土砂災害防止法で義務付けられている、ハザードマップの作成は行われているのかについて。
よくもまあ色々とあるもんです。すごい質問ラッシュです。これらの質問の一つ一つが三豊市のまちづくりに直結していることを信じています。多くの人が積極的に係わるだけで流れができるであろうことを実感しました。
今日、横山市長は真鍋昌年議員の質問に対し、庁舎問題は今年中に方向付けをしたいと答弁しました。
明日は、本庁舎建設場所に位置づけられている寿工芸跡地について、どんな考えをお持ちなのかお聞きしたいと思っています。

施設視察

6月1日、教育民生常任委員会に係る公共施設の視察を行いました。
前の委員会で視察要望のあった施設を訪問しました。
市民部人権課関係で、「ふれあいプラザにお」、「高瀬人権センター」、「上高野文化センター」の3施設。
いずれも、地域住民の生活改善・向上を目指し、同和問題のすみやかな解決を目的とし建設・運営されています。どの施設も、職員が常駐しており常に利用者の相談指導に当たっています。訪問したときに、地域のお年寄りが集い手芸などの趣味や、健康器具による健康増進・維持運動に取り組んでいました。日ごろは文化講座や放課後の子どもたちの預かりの場となっているところもあり、もはや、同和問題を越えた地域の文化・福祉・教育の中心的役割を担っています。
健康福祉部保健課では、「三野町保健センター」、「高瀬町保健センター」「山本町保健センター」の3施設です。以前にも書きましたが、「三野町保健センター」は、何度見てももったいない。さらに「山本町保健センター」も立派で遊休スペースも見受けられました。一つ一つの施設の有効利用の見方だけではなく三豊市全体の職員の適正配置も含め保健福祉政策の視点の必要性を感じます。「高瀬保健センター」は、比地地区の公民館としての役割を果たしています。安藤館長さんのお人柄が印象的でした。
教育委員会教育総務課では、「下高瀬小学校建設予定地」、「高瀬中学校建設現場」の2箇所。それぞれ旧三野町、高瀬町からの継続事業です。公共施設の耐震化や、小中学校の教育制度の問題など、三豊市の防災や教育の考え方と理念、行政のあり方にも及ぶ大きなテーマです。予算の上でも大きな事業となっており、現地を見て改めて底の深い議論で進めてゆかねばと感じました。
最後に、「三観広域行政組合クリーンセンター」の視察です。
この施設は、観音寺市と三豊市の家庭ごみを一手に引き受けています。焼却施設・灰固化施設・粗大ゴミ施設・埋め立て処分地施設の4施設からなり昭和61年から62年にかけて順次稼動を始めました。当初15年の使用期限で出発したのですが、他に移転先が確定せず5年の延長期間が過ぎ、なお2年が経過しようとしています。施設の老朽化に伴う改修及び維持管理費の増大と、埋め立て処分地施設の許容の限界など、三豊市の環境衛生行政の根幹をなす最重要課題です。特に、埋め立て処分地施設の残存許容スペースは1年半ほどしかないとの説明に、ゴミ0作戦の役割の大きさを再認識したのです。私たち市民のごみ減量運動の推進定着も急がなければならないのも当然ですが、ゴミを生活空間から排除する従来の発想ではなく、ゴミ(資源)とともに社会はあるとの気ずきが常識化され、その発想のもとに最終処分地(ゴミ再生の地)が求められなくてはならないのではとも思いました。ゴミの墓場から、資源誕生の地へと転換が必要であるとの思いを強烈に感じました。
駆け足の視察でしたが、忙しい中同行いただいた各部課長さん、そして受け入れていただいた施設の職員の皆さんありがとうございました。今回の視察をより価値のあるものとするために活動をしてまいります。

教育民生常任委員会(5月)

昨日、議会委員会室で「教育民生常任委員会」が開かれました。
前回(4月)に決めた件についての、”所管事務調査”としての委員会となります。
報告として
(1)三豊市として統一すべき各部課の業務について
(2)公共施設利用の現状について
協議題として
(1)ゴミ処理の現状と今後の展開について
(2)下高瀬小学校改築の実施計画等について
(3)高瀬中学校改築の進捗状況について
(4)教育施設耐震化の現状と課題について
(5)吉宗瓦窯跡整備について
報告(1)では、
市民部から、「ゴミの収集形態」「ゴミの分別方法等」「火葬場の運営形態」「農業集落、漁業集落排水事業に係る分担金及び使用料」「浄化槽市町村整備推進事業(市町設置型)に係る使用料」の報告がありました。
健康福祉部から、「福祉・保健施設の管理方法」「老人介護支援センター運営事業委託料の均一化」「生きがい活動支援通所事業委託料算定基準の統一」「生活管理指導員派遣事業委託料算定基準の統一」「敬老会行事関係(80歳以上招待、一人当たり 3,000円)」「遺族会行事関係、三豊市合同慰霊祭(地区慰霊祭 1柱 2,000円)」「老健・特養ホーム等の補助、管理(宝壽苑、みの荘、にお荘、とよなか荘)」病院事業会計繰り出し金」の報告がありました。
教育委員会から、「学童保育に関して」「公民館の運営に関して」の報告がありました。
報告(2)では、
先般全議員で見学した公共施設のうち、この常任委員会の所管課に属する施設の、管理利用状況についての説明がありました。市民部関係施設として3ヶ所、社会福祉施設・保健施設が26ヶ所、文化施設が15ヶ所、スポーツ・レクリエイションが施設が36ヶ所となっており、特に各町の保健センターに管理人がおらず有効な利用がされていない現状が見えていす。
協議では、(1)~(5)いずれも、これからの三豊市の環境衛生と学校教育・文化事業の政策方針にまで及ぶ重要な問題であり、また6月定例会に増額補整予定の案件もあります。早急に整理しお伝えしなければと思っています。
最後に、これからの当委員会において取り組みたい案件についての話し合いをしました。
できるだけ早期に、ゴミ0作戦推進(ゴミ減量化・資源化)に関する施設研修として三観広域クリーンセンターと、生ゴミ処理プラント事業のモデル先進地研修を計画してはどうかの意見が出ました。また、充分な利用のできていないと思われる、各町の保健センターや下高瀬小学校建設予定地・高瀬中学校建設現場、そして人権関係施設の現地調査の実施要望が出ました。
6月定例会の前には、教育民生常任委員会として三豊市と三観広域施設の現場研修を実施できればと考えています。