三豊市教育協議会

8月21日(月曜日)、三豊市内の小中学校(小学校25校・中学校8校)の校長先生による活動報告と協議が行われ、教育民生常任委員長として、議長とともに出席しました。
続く22日(火曜日)は、市内の幼稚園(20園)と保育所(10所)の園長・所長先生による協議会が行われ出席しました。
協議会にあたり、挨拶をさせていただきました。
本日は、三豊市教育協議会の開催おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。
園長先生・所長先生の皆様には、常日頃から三豊市の乳児・幼児の保育ならびに教育にご尽力いただいておりますことに感謝するとともに、御礼申し上げます。
本日の協議として、ご案内によりますと 「本年度の特色ある保育活動」を発表課題として、
松崎幼稚園の西山園長先生 と 須田保育所の滝岡所長先生 の活動報告がなされるとお聞きしています。昨日の小中学校の協議会に引き続き、充実した協議がされることをご期待申しあげます。
先般、教育民生常任委員会視察研修で「食育」の研修に行ってまいりました。そこでは教育機関だけではなく地域全体の取り組みなくしては推進できないことの確認と、「食育基本法」の前文の「食育を、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるべきものと位置づける」に事の重要さを痛感しました。昨日と一昨日の、高校野球の決勝戦などは、体力と気力の大切なことを思い知らされたものでした。今、求められている順番は、もしかすると「食育」「体育」「徳育」「知育」なのではないのかと、勝手に思ったりしています。
最後になりましたが、この協議会が、三豊市の子どもたちの健やかなる成長と先生方の益々のご活躍の一助となりますことを期待するとともに、私自身三豊市の教育への支援を惜しまないことをお誓いし、挨拶と致します。
子どもは低年齢であればあるほどに、肌のぬくもりの伝わる保育と教育が何よりも重要なことであることの再確認をさせていただきました。園児数が300人を越える豊中幼稚園は、大規模園としての運営モデル園の試みが早急に必要だと感じました。この取り組みについては、市長、教育長にも要請してゆく決意です。
昨日の、小中学校の教育協議会同様、実のある協議会となりました。先生方、これからも三豊市の子どもたちをどうぞよろしくお願い申しあげます。

常任委員会視察研修報告パート2

今回は、教育民生常任委員会の視察研修のもう一つのテーマである、熊本県芦北地域振興局の「子どもの食育ネットワーク事業」の取り組みについての報告をします。
大分県日田市に引き続き、熊本水俣保健所において、県芦北地域振興局から保健福祉環境部・農林部・芦北教育事務所の3部局11名の出席をいただき、「子どもの食育パートナーシップ事業」の視察研修を実施した。
事業主体の熊本県芦北地域振興局は、県南部の水俣・芦北地域を管内とし、人口55.000人、面積430平方キロメートルの農林水産物に恵まれた地域であり、水俣病を教訓とした環境学習や自然体験型学習など、地域資源を活かした観光振興にも力を注いでいる。
当局では、昨年の食育基本法制定に先立つこと2年前の平成15年、生活習慣病やBSE問題、食品の偽装表示など食環境のあり方が騒がしい中、これまで保健・農林・教育それぞれの部局で独自に進められていた事業を連携する取り組みを始めた。それが「子どもの食育パートナーシップ事業」である。
それまでは、
*保健部局の健康増進のための食育事業
*農林部局の地産地消の推進
*教育部局の食に関する教育
などが進められていたが、縦割り事業の見直しにあわせ、問題点の洗い出しがされた。
”子どもの生活習慣病、こころの健康”(健康づくり)
”食の安心安全、食文化の継承”(環境整備)
”学校、家庭、地域の役割”(学校、家庭、地域の連携)
などであった。これらに対する必要な対策を共有することから始められた。
本事業推進に当たって、「最終目標」を子どもたちの目指す姿として「ふるさとを愛し誇りに思う子ども 自然に親しみ思いやりのある子ども」とし、到達のための段階目標として「健康目標」と「食生活目標」を定めた。
「健康目標」:<子どもがこころも身体も健康である> 適正体重である・子どもの健康に不安を感じていない・すぐ怒ったりいらいらしたりしない・喜んで通園通学する・朝すっきりした気分でいる
「食生活目標」:<望ましい食習慣の確立> 朝食を毎日食べる・偏食が少ない・よく噛んで食べる・1日1回は家族そろって食事をする・素材の味をいかした(薄味)料理を好む・郷土料理を好む
これらの計画目標に向け、平成15年から19年度までの5年間「家庭や地域によるサポート」「子ども自身に身に付けたい能力」「食環境の整備」の取り組むべき3本柱の充実・実践を行っている。
主食と一汁二菜の4つのお皿ランチョンマット・食育劇・健康づくり応援店・きょうのうんちは○○うんち・食の名人・学校給食への地元野菜導入・地元農家での体験学習・教科と関連づけた食育の授業 などは、ほんの一部である。
多くの人々や団体、機関の多様な形のパートナーシップで、子どもたちの食生活改善の取り組みがなされていることを強く感じた。
研修の最後に教育事務所の担当の方からの言葉が印象的であった。保護者への啓発には限界がある。すべての教科で「食育」は可能であり、子どもから大人へのバトンリレーが地域全体への啓発となる。更に、食育基本法の「食育を、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるべきものと位置づける」は、本事業の重要性を際立たせた。
以上で、三豊市議会教育民生常任委員会の視察研修報告を終わります。

常任委員会視察研修報告パート1

8月1日(火)~3日(木)の三日間、大分県日田市と熊本県水俣市で、教育民生常任委員会の委員会視察研修を実施しました。今日はパート1として、大分県日田市(バイオマス資源化センター)「バイオマス構想」についての報告をします。
大分県日田市は、メタン醗酵発電施設の現地研修で、当地より議会事務局の長嶋次長と市民部の山手主任の出席をいただき、事業の説明解説と質疑応答ならびに施設見学を行った。
日田市は、人口74.000人、面積666k平方m、8割を林野部が占め、そのため家畜排泄物や木質バイオマスなど、質・量ともに豊富なバイオマス資源があるため、これらの総合的な利活用を図るために、「日田市バイオマスタウン構想」が立てられ、メタン醗酵発電プラントと木質バイオ発電プラントが計画された。
今回視察した「日田市バイオマス資源化センター」は、家畜排泄物を中心とした、生ゴミと豚糞尿・農集排汚泥の資源化施設であり、メタン醗酵発電プラントである。
施設名称:日田市バイオマス資源化センター
事業主体:日田市
運営主体:日田市
処理方式:中温湿式メタン醗酵
主な処理物:生ゴミ24t、豚糞尿50t、農集排汚泥6t
処理能力:80t/日
発電能力:340kW
敷地面積:15.452平方m
竣工:平成18年3月
総事業費:950.000千円
財源:国50%、県5%、その他合併特例債等
職員等数:市職員3名、運転管理委託先作業員3名
年間管理費:約50.000千円
「日田市バイオマス資源化センター」の整備は、次の三つを目的として計画された。 1)地球温暖化及び化石資源枯渇問題 2)ゴミ焼却問題 3)畜産環境問題 である。
1)は、新エネルギーの導入と市民啓発である。地球規模の自然環境保全とエネルギー問題に対する意識の向上を促すための象徴的施設としている。
2)は、ゴミ処理コストの削減と環境問題である。集められたゴミの3分の2以上が焼却されているが、焼却場の維持管理費(年/340.000千円)の低減と、炉及び埋め立て処分場の延命のため。それと、焼却処理による地球温暖化やダイオキシンの発生の問題を考えたためである。
日田市における家庭系可燃ごみ(約28.000t)の中で、生ゴミは53%を占めている。これに着目し生ゴミの削減と資源化を事業化したのである。生ゴミを電気と堆肥・液肥に再資源化することで、可燃ごみは半分以下となり、なおかつ、廃プラを石炭代替エネルギー(RPF)に固形燃料化することにより、最小限の焼却処理量(7トン/日)に削減する。生ゴミと他可燃ごみの分別は、市民の高い環境問題意識なくしては成立しない。
3)は、家畜排泄物法の施行の影響が大きい。日田市の農業算出額は130億円で、その半分が畜産業である。平成11年の家畜排泄物法の施行に伴い、糞尿の適正処理のために堆肥センターが建設されたが、香気醗酵は臭いため、メタン醗酵資源化施設の必要性が強く求められてきた。
当施設は、本年4月1日の稼動であるために効果の検証はこれからである。しかしながら、あらゆる種類の家庭ごみの中でも、いまだに有効な再資源化と低減の方策が見えていないのが生ゴミであった。可燃ごみとされていた生ゴミを再資源化することで、三豊観音寺クリーンセンターの焼却量が低減され、また、新設計画中の新クリーンセンターが100億円であるとの比較において、10億円の投資ならば、三豊市のゴミ政策のビジョンが描けるとの思いを強くした。
次回は、熊本県水俣市(芦北地域振興局 水俣保健所)における、「子どもの食育ネットワーク事業」についての報告します。

帰ってきました。

三豊市議会教育民生常任委員会の視察研修と、鳥取自立塾への参加で過ごした一週間でした。
昨夕、鳥取県から帰り身の回りの整理も手付かずのまま、「特別養護老人ホーム・とよなか荘」の夕涼み会へ出向きました。老人介護は高齢者のためにあるのですが、この現場を支えているのは若者たちであることを毎年のことですが気づかされます。彼等・彼女等にとっての「とよなか荘」は、若さの可能性を試す場であり、生きる空間そのものであると感じます。本当にご苦労様です。
施設利用者の皆さんの心のやすらぎは、見守り支える職員の皆さんの職場環境の充足感があってこそ成り立つものであるといえます。その意味で、施設経営に携わる人たちの信念と理念は揺るぎがあってはなりません。
高齢者介護福祉の問題だけではなく、すべての行政施策・公共サービスは常に「何の目的のためにあるのか?」を問い続ける積み重ねなのだろうと考えています。
鳥取自立塾では、地方自治の本質を見据えたマネージメントを実践されている首長さんたちのお話でした。気づかない間に忘れかけていた思いの数々が甦ってきました。詳しくは後日お伝えします。
今朝、6:00からの豊中町内一斉清掃から帰ってきたところで、とりあえずの「帰ってきました。」のご挨拶でした。

8月の第1週

8月1日から3日まで九州へ、教育民生常任委員会の視察研修に行きました。
生活ゴミの多くを占める生ゴミの再資源化をテーマとした、「大分県日田市のバイオマスエネルギープラント」と、こどもの食事をテーマとした教育に取り組む「熊本県芦北地域振興局の食育」についての視察を行いました。
昨日の夜遅くに帰宅し、今取り急ぎディスプレイに向かっています。
今日4日は早朝から、二日間の日程で「鳥取自立塾」への参加のために出発します。鳥取県の片山知事の肝いりで立ち上げられた行事で、今年で3回を数えます。地方の自立を考える、政治・行政に係わっていたり興味のある人たちの勉強会で、私も初回からの参加です。毎年のことですが、前向きな人たちの集まりは、そこに参加するだけで明日への活力の源となります。
委員会研修と合わせ、帰りましたら報告させていただきます。
また、視察研修中にいただいている数々のコメント、ありがとうございます。これについても私自身の考えの整理も含め、お伝えしなければと思っています。
では、行ってまいります。

7月の教育民生常任委員会

7月5日、教育民生常任委員会が開かれました。
今回は、去る6月20日の6月議会開会中の委員会において、健康福祉部より出された三豊市立西香川病院の「認知症病棟増築計画(20床分の増床・事業費2億円位)」の提案に対しての協議が主なものでした。
この協議の大きなポイントは2点あります。
「1」三豊市の認知症の介護療養事業に対する中長期計画をどのように考えるか。
「2」増築計画を進めるにあたっての施設整備資金はどこから賄うのか。
先ず、これらの協議による結論を導き出すためには現状把握が不可欠であるとの考えのもと、現地視察を行いました。
西香川病院では、仁井院長をはじめ大塚副院長・森谷事務長・松岡看護部長同席による、各病棟の見学説明と増築計画病棟の介護療養環境の確認をしました。院内全体は明るく清潔感あふれ、入所者の皆さんも職員の皆さんも落ち着いており安心感を得ました。ただ、増改築計画病棟に近づくとトイレの臭いがきつくなり、病棟内は他に比べると手狭に思われました。何よりもトイレの数が少なく位置が遠く、間に合わずに漏らしてしまう事による介護の大変さを感じました。入所者の皆さんと職員の皆さんの心の安定は居住環境にあるとも感じました。
視察終了後、委員会室で会議を再開しました。意見の多くは、「増床計画の必要性はよく理解する。だが、これからの認知症患者の爆発的な増加予測に対して、対処療法的な取り組みでよいのか?。三豊市の中長期計画の中での取り組みが欠かせないのではないのか。」といったものでした。
このような考え方に基づき増築計画を進めるのならば、では施設整備資金をどう調達し賄っていくのかの協議となりました。
方法として二つの案が示されています。
一つ目は、西香川病院の持つ内部留保金によるもので、二つ目は三豊市が地方公共団体として病院事業債の借り入れをする、というものです。
西香川病院の指定管理者である三豊・観音寺市医師会は、二つ目の方法(病院事業債の起債)でやって欲しいとの要望でした。しかし、三豊市議会教育民生常任委員会としては、さまざまな観点からこれ以上地方債残高(308億円)を増やすことは、市民の理解を得られないとの意見が大勢を占めました。また、三豊市が事業主体となることによって、公共工事となるために事業費総額の切り詰めがしにくく(民間工事のほうが安い)、工期も長くなり(起債の手続きも含め)、しかも介護療養の現場の意見が反映されにくくなるのではないかの意見が出ました。以上の協議の最後に、内部留保金に特定せず三豊・観音寺市医師会が西香川病院の指定管理者として経営に有利な他の案(リース・PFI)も再検討いただくよう要望をすることとなりました。
まだしばらくより良い取り組みの模索が続きそうです。そんな中においても、介護政策が入所から在宅(地域)へと向かへば向かうほどに、三豊市における西香川病院の、認知症センター機能の充実はよりいっそう求められることは間違いのないことと感じています。
西香川病院の皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

定例会開会中の常任委員会

今、平成18年第二回三豊市議会定例会の最中です。
私の一般質問も14日(火)に終わり一息つきましたが、この内容は後日、3月の議会報告とあわせて「たくま まさし通信」として印刷してお届けしたいと思っています。
最終日の23日(金)の常任委員会委員長報告と上程議案の採決に向け、3つの常任委員会において議会より付託されたそれぞれの議案の審議が行われています。6月20日(火)は私が預からせていただいている、教育民生常任委員会が開催となります。
<教育委員会関係>
付託案件として、指定管理者の指定について「三豊市高瀬町朝日山資料館」と「三豊市詫間町紫雲出山遺跡館」の2件と、平成18年度三豊市一般会計補正予算の当該委員会関係部分について。
<市民部関係>
付託案件として、「三豊市環境審議会条例」と、当該委員会関係部分の一般会計補正予算について。
<健康福祉部関係>
付託案件として、専決処分の承認を求めることについてで、平成18年度三豊市老人保健事業特別会計補正予算。条例の一部を改正する条例で、「三豊市乳幼児等医療費助成に関する条例」「三豊市母子家庭等医療費支給に関する条例」の2件。補正予算として、当該委員会関係部分の一般会計補正予算と、老人保健、介護保険、介護サービスの3特別会計補正予算について。その他で、協議として、三豊市の老人介護政策に大きな影響のある社会福祉施設(社会福祉法人)に対する市の関わり方についてと、西香川病院の改修について。
等が、審議ならびに協議されます。
まだ6月下旬だというのに初夏を通り越して、早、盛夏を思わせるような毎日ですが、外装だけはクールビズで、内容は熱い熱いものになればと思っています。

6月定例市議会に向けて(パート2)

前回の補正予算案に続いて、そのほかの提出案件についてのお知らせをします。
今回の提出議案数は、一般会計・特別会計・地方公営企業会計の補正予算案5つを含む27議案となっています。補正予算案以外の議案の主なものは、次の通りです。
専決処分の承認を求めることについてが3議案。
三豊市環境審議会条例の制定が1議案。この審議会は三豊市の環境保全に関する基本事項を調査審議するために置かれます。
条例の一部を改正する条例が6議案。その中には、教育民生常任委員会で協議した、乳幼児医療費助成と母子家庭等医療費支給の窓口無料化についての条例改正が含まれています(4月21日書き込み)。
橋梁架替事業委託契約締結について、「市道大辻大野線西光寺橋橋梁架替事業」を香川県と工事の契約を結ぶのが1件。平成16~19年度に掛けての事業で18年度は160.000千円の契約となります。
市道の路線認定について、山本町の「調整池北線」・「調整池南線」と高瀬町の「西部浄水場線」の3件。
指定管理者の指定についてが10件。「たくまシーマックス」・「三豊市粟島海洋記念公園」・「三豊市仁尾マリーナ」・「三豊市高瀬町総合交流ターミナル施設(高瀬天然温泉)」・「三豊市高瀬町産地形成促進施設(高瀬天然温泉)」・「三豊市山本町産地直売所」・「三豊市つたじま海水浴場施設及びキャンプ場」・「三豊市秩父ヶ浜海水浴場」・「三豊市高瀬町朝日山資料館」・「三豊市詫間町紫雲出山遺跡館」となっています。
まだ幾つかの追加議案があるようです。9日開会の6月定例市議会に向けて、調査研究を進めます。

施設視察

6月1日、教育民生常任委員会に係る公共施設の視察を行いました。
前の委員会で視察要望のあった施設を訪問しました。
市民部人権課関係で、「ふれあいプラザにお」、「高瀬人権センター」、「上高野文化センター」の3施設。
いずれも、地域住民の生活改善・向上を目指し、同和問題のすみやかな解決を目的とし建設・運営されています。どの施設も、職員が常駐しており常に利用者の相談指導に当たっています。訪問したときに、地域のお年寄りが集い手芸などの趣味や、健康器具による健康増進・維持運動に取り組んでいました。日ごろは文化講座や放課後の子どもたちの預かりの場となっているところもあり、もはや、同和問題を越えた地域の文化・福祉・教育の中心的役割を担っています。
健康福祉部保健課では、「三野町保健センター」、「高瀬町保健センター」「山本町保健センター」の3施設です。以前にも書きましたが、「三野町保健センター」は、何度見てももったいない。さらに「山本町保健センター」も立派で遊休スペースも見受けられました。一つ一つの施設の有効利用の見方だけではなく三豊市全体の職員の適正配置も含め保健福祉政策の視点の必要性を感じます。「高瀬保健センター」は、比地地区の公民館としての役割を果たしています。安藤館長さんのお人柄が印象的でした。
教育委員会教育総務課では、「下高瀬小学校建設予定地」、「高瀬中学校建設現場」の2箇所。それぞれ旧三野町、高瀬町からの継続事業です。公共施設の耐震化や、小中学校の教育制度の問題など、三豊市の防災や教育の考え方と理念、行政のあり方にも及ぶ大きなテーマです。予算の上でも大きな事業となっており、現地を見て改めて底の深い議論で進めてゆかねばと感じました。
最後に、「三観広域行政組合クリーンセンター」の視察です。
この施設は、観音寺市と三豊市の家庭ごみを一手に引き受けています。焼却施設・灰固化施設・粗大ゴミ施設・埋め立て処分地施設の4施設からなり昭和61年から62年にかけて順次稼動を始めました。当初15年の使用期限で出発したのですが、他に移転先が確定せず5年の延長期間が過ぎ、なお2年が経過しようとしています。施設の老朽化に伴う改修及び維持管理費の増大と、埋め立て処分地施設の許容の限界など、三豊市の環境衛生行政の根幹をなす最重要課題です。特に、埋め立て処分地施設の残存許容スペースは1年半ほどしかないとの説明に、ゴミ0作戦の役割の大きさを再認識したのです。私たち市民のごみ減量運動の推進定着も急がなければならないのも当然ですが、ゴミを生活空間から排除する従来の発想ではなく、ゴミ(資源)とともに社会はあるとの気ずきが常識化され、その発想のもとに最終処分地(ゴミ再生の地)が求められなくてはならないのではとも思いました。ゴミの墓場から、資源誕生の地へと転換が必要であるとの思いを強烈に感じました。
駆け足の視察でしたが、忙しい中同行いただいた各部課長さん、そして受け入れていただいた施設の職員の皆さんありがとうございました。今回の視察をより価値のあるものとするために活動をしてまいります。

豊中町老人クラブ連合会総会の祝辞

今日、三豊市豊中町老人クラブ連合会総会があり、お祝いの挨拶をさせていただきました。その内容を此処に書き込むことで、私の考えていることや思っていることの一部でも伝られたらと思います。
おはようございます。
本来なら、香川議長が議会を代表してお祝いを申し述べるところではありますが、あいにく公務のため出席できないとのことで、地元議員が代役をするのもよいのではないかと言うこともあり、そしてまた、私も教育民生常任委員会を預かっているということで、今日は私、詫間がご挨拶させていただきます。
本日は、豊中老人クラブ連合会総会おめでとうございます。
このように盛大に催されましたこと心よりお慶び申し上げます。
日ごろは、奉仕活動・健康長寿活動・生涯学習安全活動にと、豊中町の福祉文化の発展のためにご活動いただき、語りつくせない成果を挙げて来られたことに感謝し、心より御礼申し上げます。三豊市もスタートして5ヶ月が過ぎようとしていますが、皆様方のご理解とご協力により一歩一歩前進をしております。
昨今、幼い子どもたちに対する目や耳を覆いたくなるような事件が続発しておりますことはご存知のとおりでございます。
なぜ、こんな日本と日本人になってしまったのでしょうか? 誰しも思うところでありますが、私は、一言で言えば「家がこわれた」のだと思っています。記憶にある言葉に「国を消すには、その国の歴史を消せばよい。」というのがあります。これをそのまんま家や家族にも置き換えることができると思っています。
まさに、日本と日本人の再生は「家の歴史を教えること」から始めるのも一つの方法だと思っています。
「あなたがここに居るのはお父さんお母さんが居て、おじいちゃんおばあちゃんが居て、そのおじいちゃんおばあちゃんにもお父さんお母さんが居て・・・・・・・、あなたのご先祖が居るから、あなたがここに居る」「あなたは一人ではないんだ」ということを、伝えてゆくことだろうと思います。
様々な人生経験をされた皆様方には、長きに渡り活動されてきた行事に加え、生きること、この世に存在することの意味を語り継いでいただくことも役割の一つに加えていただくとともに、地域の子どもたちを今までと変わりませず見守ってやっていただけますことをお願い申します。
最後になりましたが、皆様方の益々のご健康とご活躍、また、豊中老人クラブ連合会の末永い発展をお祈りしお祝いの言葉といたします。
老人クラブの皆さんとゆっくりお話を伺えたらと思います。