6月議会 一般質問

平成20年度6月議会が、6月9日から26日の18日間の会期で開かれます。
初日9日は、執行部からの議案上程があり、12日から一般質問が始まります。
今回の私のテーマは、着々と店舗建設の進んでいる「ゆめタウン三豊」開店後の地元市民との関係について質問しようと考えています。
【件名】 
「ゆめタウン三豊」 地域協議会について
【要旨】
「ゆめタウン三豊」オープンの11月5日まで5ヶ月を切り、店舗建設現場は着々と全容を表しつつあります。
大店立地法に基づく地元説明会が、4月45日と26日の両日に三豊市豊中町公民館大ホールで開かれ、その中でも生活環境の激変を余儀なくされる周辺住民や、子どもたちの安全を心配する教育関係者と保護者から、質問と要望が出されていました。
まさにこれから、三豊市民と「ゆめタウン三豊」の本格的な永いおつき合いが始まろうとしています。
運営者であるイズミも、地元住民と同じテーブルに付く機会を早期に望んでいますが、市民との協議をどのように始めればよいのか、調整役を期待する市の窓口が判然とせず、動きにくい現状にあります。
地域協議会設立に向けての、市の役割及び指導体制をどのように考えているのかを問います。
① イズミと地元住民及び行政機関による、協議会組織設立に向けての考えと予定・計画
② 設立に向けての役割とその担当窓口部署の明確化
③ 教育施設(特に豊中中学校)の環境整備に対する設置管理者としての考えと対応
極簡単にまとめてみました。
「ゆめタウン」出店地域には、地域それぞれに異なる事情があるのは当然だといえます。
果たして「ゆめタウン三豊」が出現するこの地域には、どのような協議会の役割と形態が相応しいのでしょうか。
こんな素朴な疑問と不安を払拭する切っ掛けとしたいと考えています。

七宝会 医療問題研究会

三豊市議会の保守系会派である七宝会の「医療問題研究会」で、三豊市立永康病院の若宮事務長から“永康病院の現状について”のお話がありました。
当市には、永康病院と西香川病院の二つの市立病院と、三豊総合病院の一つの組合立病院を抱えています。
現在、日本国内には973の自治体病院があり、その8割が赤字経営であると言われています。
自治体病院改革として、財政健全化法の施行に端を発して、各自治体病院では“財政の健全化” “地域医療ネットワーク再編” “経営形態の検討” の計画の策定が求められています。
自治体病院の地域での役割を明確にし、統廃合や存廃も含め行政の繰入金基準を鮮明にし、経営の安定と医療の質を確保しようとしています。
地域医療における自治体病院のあり方と役割に対する議論が、財政と絡んで本格化するものと思います。
<永康病院の沿革>
昭和24年 詫間町・荘内村・粟島村の組合立として、「とこしえにやすらかなれ」との願いを込め、永康病院と命名され開設された。
昭和30年 町村合併により、詫間町立国民健康保険直営永康病院となる。
平成18年 合併によって、三豊市立永康病院となる。(医師9名、診療科10科、病床数199床、病床利用率74.9)
<永康病院の特徴>
救急指定・広域救護・僻地支援・労災指定を受け、北三豊地区の中核病院・救急病院となっている。
僻地医療支援病院として、志志島診療所医師派遣並びに、にお荘とたくま荘の特養介護施設への派遣を行っている。
臨床研修医協力施設として、香川大学医学部付属病院から地域医療福祉と、精神科分野を受け持っている。
広域救護病院として、災害時に医師1:看護師3:補助2の6名で1チームの救護班派遣の役割を担っている。(市内に他、岩崎・橋本病院がある)
学生の実習受け入れとして、三豊准看と香川西より看護師を、四国リハビリと穴吹リハビリより理学・作業療法士を、瀬戸内短大から栄養士、徳島文理大から薬剤師を受け入れている。
三豊市立永康病院は、三豊市内では診療科・病床数とも最大規模の病院です。
この病院の位置づけは、財政と医療の質や地域医療ネットワークなど、これからの三豊市の地域医療のあり方に大きく影響を与えるものと考えられます。

各種団体総会

三豊市誕生から3回目の年度を迎え、地域でそれぞれの分野で活躍する、各種団体の総会が開かれています。
5月22日(木)には、三豊市豊中町女性会議の第15回総会が、豊中町公民館で開催されました。
豊中町の5地区婦人会や食改善推進協議会など、女性の視点から各々の分野で活動する15団体によって構成されています。
これまでの15年間、大西元子会長を中心に 『女性の教養を高め、地域社会の発展と福祉を増進させ、社会教育関係における生涯教育と男女共同参画並びに女性の地位向上をはかることを目的とする』 を主旨に、介護支援ボランティアや食による健康増進活動、また、“どぶろく祭り”や“権兵衛芝居”などの文化的歴史的価値の大きい伝統行事にも参加し、運営を支えてきました。
女性ならではの生活に密着した細やかな関わりは、今後とも地域生活の潤いに欠かせないものと感じています。
ますますの活躍を期待しています。
残念ながら、ここ数年“権兵衛芝居”は休止状態となっています。
女性会議のご協力を頂きながら、新たな角度(女性の目?)からの復活の方策を模索できないかと思っています。
5月24日(土)には、三豊市豊中町体育協会桑山支部総会が桑山分館で行われました。
地域内分権をまちづくりの基本に掲げようとする三豊市にとって、旧町時代から各地区で活動する諸団体をどのように位置づけるのかは、大きな課題ではないかと思います。
地域に根ざした特色ある公民活動とともに、住民の交流と健康増進に地区体育協会の果たす役割は大きいと思います。
旧三野町吉津には、卓球で世界を目指す小学6年生の前田美優さんがいます。福原愛さんの小学校時代より上を行くとの評価もあります。
世界に飛び立つスポーツ選手発掘の基盤としての役割も、あるのではないかと思っています。
長期間にわたり、地域に求められる活動を継続してきた各種団体の存在の意義や、組織のあり方を、市民の皆さんとともに行政も模索してゆかなければならないと感じています。

平成20年度三豊市自治会長会

一年は早いものです。
平成20年度三豊市自治会長会が、市内の544自治会長を対象に5月11日(日)、詫間町のマリンウエーブ・マーガレットホールで開かれました。
合併当初の平成18年度は、このホールで開かれ、昨年の平成19年度は山本町の農村環境改善センターで行われ、本年は三野町で予定し計画検討していましたが、自治会長と市議会議員や市幹部を合わせ600名ほどを収容する適当な施設がないということで、再び当地での開催となりました。
昨年同様、横山市長からの市政の概要説明がありました。
その中に、本年度行う宗吉瓦窯跡史跡整備記念事業(記念シンポジュウム)の計画の報告があり、自治会長さんから質問も出され関心の深さが感じ取られました。
宗吉瓦窯で焼かれた瓦が、7世紀後半の藤原京で使用されたことが判明されています。
この事業は、平城京遷都1,300年を記念して奈良県で行われる催しと連携し、藤原京で使用された瓦の一部が平城京の南面西門に使用されたことに関連付けて、全国に三豊市をピーアールしようとするものです。
何年かぶりに日本古代の歴史に思いを馳せる機会を頂きました。
壬申の乱(672年) 大海の皇子が大伴の皇子を破る。大海の皇子が天武天皇となる。
藤原京(694年) 天武天皇の跡を継いだ女帝・持統天皇が藤原京に遷都。文武天皇が継ぐも、わずか16年で平城京へ。
平城京(710年) 元明天皇に始まり、桓武天皇の長岡京遷都(784年)までの74年間続く。
飛鳥の時代から奈良、そして平安へと古代のロマンは尽きません。
三豊市が実は歴史的にもとってもメジャーな“まち”であったことを、私たち自身が再認識することができれば、この企画は成功したといえると思うのです。
足元を見直さなければならないと改めて感じています。

行財政改革調査特別委員会

今年度私が所属している行財政改革調査特別委員会が4月25日に開かれ、冒頭、横山市長からこれまでの行政改革と今後の行政改革方針について報告がありました。
三豊市の進めている行財政改革は、2年が経過し概ね順調に来ている。
正規職員数は81名の減となり、それを補うために臨時職員が56名増となっているが、人件費総額約5億円の削減の効果が出ている。
更なる人件費削減を求めるには、これまでの手法だけでは限界がある。
教育施設の統廃合や民営化など、システムの変更による次なる段階へ進むことが必要だ。
補助金は市の期待と市民の求めるものがちぐはぐしている。
補助対象事業の選択と集中を考えている。
行政バスは、地域内分権といいながら市民の自主活動に使いづらい状況となっており、改善が急がれると考えている。
委託金は、三観広域への委託金と社会福祉協議会への委託金の見直しを考えている。
7町にある社協支所と地区公民館との事業に重なる部分があるようだ。
公民館との連携によって、社協の合理化を図りたいと考えている。
補助金等適正化法関係概要の報告は、総務省からの「補助金等適正化中央連絡会議」で決定された情報提供の内容説明です。
<補助金によって建設した建物の取り扱いについて>
*10年を経過したものを他の用途での使用は、地方自治体でその都度判断できる。その時補助金の一括返還も不要。
ただし、売却や賃貸はできない。公共目的のための無償貸し付けはかまわない。
*市町合併をした自治体や、災害で施設が壊れた場合は、10年未満でもかまわない。
今秋頃までに規制緩和の予定とのことですが、「何で今頃?」の感を持たずにおれません。
庁舎問題では、遊休施設の利活用がうまくいかずに無駄なお金と時間と労力をどれほど払ってきたことでしょうか。
徐々にでわありますが遊休施設の利活用や組織機構改革など、行財政改革は次なる段階へと進んでゆくようです。

3月定例会終わる

3月28日(金)、平成20年第1回三豊市議会定例会が閉会しました。
3常任委員会へ付託されていた議案の審議報告が各委員会委員長より行われ、当日提案された4議案併せて全43議案可決となりました。
私の所属する総務常任委員会は、3月 日のこの場でお伝えしたとおりで、全会一致で原案可決となりました。
建設経済常任委員会も、7議案すべて全会一致で原案可決となりました。
議案第22号 「三豊市水道事業運営協議会設置条例の制定について」
水道事業の適性で効率的な運営の協議のために設置
議案第39号 「あらたに生じた土地の確認について」
詫間町大浜地区県道整備工事に土地が生じたための確認
議案第40号 「字の区域の変更について」
前議案の3か所の土地を現在ある字に編入するため
議案第41号 「平成20年度三豊市一般会計予算中の関係部分」
【建設経済部】
『農林水産課』
*中山間地域等直接支払事業  1憶 6,500千円(高瀬・山本・仁尾・財田)
*市単独補助土地改良事業      37,860千円(農道等に対する原材料支給と補助)
*単県土地改良事業        1憶18,000千円
*団体営土地改良施設維持管理適正化事業 43,800千円(詫間水門、的場第2排水機場他)
*県営整備事業           2憶35,000千円
*園芸かがわ産地総合対策事業   26,000千円(花卉集出荷施設他)
*農道維持管理費            16,000千円 
*香川用水事業              39,000千円
*農地・水・環境保全向上対策事業  13,500千円
*林道維持管理事業            9,000千円 
など
『商工観光課』
*商工振興事業              39,000千円(商工会補助)
*観光振興事業              39,500千円(観光協会・イベント・まつりなど補助)
*観光資源管理費             24,000千円
*駅からウオーク事業            1,700千円
など
『建設課』
*道路橋りょう維持費         2憶70,000千円(道路維持修繕、街路樹維持、生活道整備)
*国庫補助(交付金)事業      2憶77,000千円(市道改良工事)
*県費補助事業            1憶57,000千円(市道改良工事)
*単独事業               2憶85,000千円(市道改良工事)
*河川維持費                41,000千円(河川維持修繕工事)
*急傾斜地崩壊防止対策事業      40,800千円
*公園事業                  24,000千円 
など
『住宅課』
*公営住宅管理事業            46,700千円
*仁尾の上団地建設設計          3,200千円
など
『港湾課』
*県補助水産振興事業             3,200千円(キジハタ放流)
*漁港単県補助事業             15,000千円(曽保、家の浦、生里漁港)
*漁港維持改良事業              4,400千円(本村漁港)
*港湾単県補助事業             32,000千円(箱浦港)
*港湾改良事業                 7,200千円(粟島西港)
など
『フルーツ王国みとよ推進室』
*地産地消ベジ・フル料理コンテスト等    6,800千円
など
『農業委員会』
*農業委員会活動事業             7,200千円
*農家台帳管理費                1,100千円
など
議案第51号 「平成20年度三豊市港湾整備事業特別会計予算」 50,000千円
県管理の詫間港のコンテナーターミナル等の維持整備を図り、市所有の起重機の効率利用
議案第52号 「平成20年度三豊市土地造成事業特別会計予算」 10憶11,800千円
鳥坂企業用地造成事業として、トヨタユーゼックへ売却
議案第53号 「平成20年度三豊市水道事業会計予算」 22憶28,000千円
5浄水場と4水源地及び県水道用水で、1日当たり29,000m3余りを給水
配水池4か所の緊急遮断弁設置などに1憶65,000千円
教育民生常任委員会の審議内容は後日報告します。

議会開会中の総務常任委員会

三つの常任委員会が開催されています。
21日は私の所属する総務常任委員会があり、組合規約の変更1件と条例の一部改正2件、一般会計予算中の当委員会関係部分、の付託された4議案の協議が行われ、全議案とも原案通り可決されました。
28日の3月議会最終日に、委員長より協議内容の報告がされ議決の運びとなります。
議案第16号 「三観広域行政組合規約の一部変更について」
ごみ処理施設(山本クリーンセンター)の、三豊市と観音寺市の負担割合を変更するもの。
<変更前> 建設費 人口割
        運営管理費 75%実績割り、25%人口割
<変更後> 運営管理費 実績割 
        施設閉鎖に伴う費用 人口割 
   *20年2月1日より適用する。
議案第24号 【三豊市消防団条例の一部改正について】
上級法改正に伴い消防団員の任用・給与などの諸規定の条文一部改正のためのもの。
議案第25号 【三豊市土地開発基金条例の一部改正について】
定額の基金を運用するために、その金額を 697,070,269円と定めるもの。
議案第41号 【「平成20年度三豊市一般会計予算」中の関係部分】主要事業
『総務部』関係
<秘書課>
市長交際費                2,3000千円
<総務課>
チャイルドシート助成事業         2,560千円
三観広域行政組合負担金 (一般)2億       円
                 (消防)9憶       円
消防団活動服整備             7,980千円
ハザードマップ作成業務          3,000千円
など
<人事課>
退職手当組合負担金         6憶63,000千円
社会保険料・雇用保険           51,000千円
など
<職員課>
福利厚生事業              16,400千円(職員健康診断など)
非常勤職員・公務災害補償負担金   6,800千円
など
<管財課>
本庁庁舎環境整備事業          12,000千円
本庁舎・支所管理事業        1憶14,000千円
など
『政策部』関係
<企画課>
国際交流事業                17,000千円
コミュニティバス事業          1憶69,000千円
離島振興事業                72,000千円
粟島海洋記念公園管理事業        44,000千円
仁尾港係留施設整備事業         11,500千円
ふるさと融資事業            4億       円(イズミへの貸付金)
まちづくり事業                36,000千円(コミュニティ助成他)
豊中庁舎跡地整備事業           3,355千円
など
<財政課>
公債費  元金 28億13,000千円 利子 5憶68,000千円
             計 33憶81,000千円
など
<情報政策課>
防災行政放送システム施設整備事業  17,500千円
幼稚園等出先施設ネットワーク整備事業 33,000千円
広報発行事業                  9,000千円
情報通信機器維持管理事業        40,000千円
など
他に市長直属の<会計課>及び、独立した部局として<監査事務局>と<議会事務局>があります。

3月議会予算概要

3月議会も代表質問と一般質問が終わり、各委員会に付託された予算及び条例改正などの議案審議が始まります。
平成20年度一般会計予算総額は、254憶50,000千円となっており、11ある特別会計予算合計額は185億円で、2の公営企業会計予算合計額は55億円となっています。
これらの総合計による、三豊市の総予算規模は約500億円となっています。
一般会計の歳入内訳は、市税などの自主財源が40%、地方交付税や市債などの依存財源が60%となっています。
歳出の性質別内訳は、人件費・扶助費・公債費の義務的経費が47%を占め、その他経常経費が43%で、この主な構成は保育所・幼稚園の臨時職員賃金や補助金・特別会計などへの繰り出し金となっており、一般会計予算総額に対して経常経費が90%を占めています。
建設・災害復旧などの投資的経費は10%となっています。
当初予算段階での経常収支比率は96.5%で、変わらず硬直化していると言えます。
特別会計は次の通りです。
1. 地域農産物利用促進センター事業特別会計 44,500千円
2. 国民健康保険事業特別会計 84億円
3. 国民健康保険診療所事業特別会計 1憶75,500千円
4. 老人保健事業特別会計 8憶53,000千円 (後期高齢者医療制度に移行のため90.6%減)
5. 後期高齢者医療事業特別会計 17憶63,000千円 (新設)
6. 介護保険事業特別会計 56憶80,000千円
7. 介護サービス事業特別会計 86,000千円
8. 集落配水事業特別会計 1憶68,000千円
9. 浄化槽整備推進事業特別会計 1憶93,000千円 (53.2%減)
10.港湾整備事業特別会計 50,000千円
11..土地造成事業特別会計 10億11,800千円 (新設)
企業会計は2会計です。
1. 水道事業会計 「事業費用と資本的支出」 22憶28,064千円
2. 病院事業会計(永康病院・西香川病院) 「事業費用と資本的支出」 32憶66,446千円
3月14日の教育民生常任委員会から、3つの常任委員会での審議が始まります。

3月議会 一般質問 その2

前回に続いて一般質問についてお伝えします。
2件目は、地域産業育成による地域経済再生をテーマとしました。
【『地域資源活用プログラム』について】
昨年の12月議会では、公共事業の入札制度から見た地域産業育成の質問をしました。
今回は、地域民間企業や業界団体・技術などの地域産業資源を活用した、地域産業育成について質問します。
地域間格差の拡大が日本の大きな社会問題となっている現況の中、地域が自らの強みを活かした自立できる経済基盤確立を実現することが、重要だといわれています。
三豊市も類に漏れず依存財源率が高く、自主財源強化が大きな課題となっており、企業誘致と合わせ地域産業資源活用の具体的展開が急がれています。
昨年、地域経済再生の切り札として国から打ち出された施策に、『中小企業地域資源活用プログラム-中小企業の地域資源を活用した事業展開の促進-』の創設があります。
この『地域資源活用プログラム』による支援は、
1.大市場に販路を拡大するための新商品などの開発と事業化に対する支援
2.地域産業資源の価値向上のためのブランド化に対する支援
をすることを定めています。
これによって、各地域の「強み」となる地域資源(産地の技術、地域の農林水産品、観光資源)を活用した新商品・新サービスの開発・販売促進を支援し、地域産業発展の核となる新事業を5年間で1,000創出することを目標としています。
当事業の根拠となる「中小企業地域資源活用促進法」には、市の責務は謳われていません。
しかし、そうであればこそ三豊市がこの事業に積極的に関わり、国・県及び商工会・JA・観光協会などの関係諸団体と連携し、ともに取り組むことは大きな意味を持っていると考えます。
これは、企業誘致だけに寄らない、真の地域経済基盤強化策であると言え、他地域との差別化を図り、地域間競争を制するための具体的な方策として、当事業に市が積極的に取り組む体制を明確にすることは、三豊市のまちづくりに大きな活力を生むものと考えます。
『地域資源活用プログラム』の取り組みの考えをお聞きします。
一般質問 その2 は、こんな感じです。
3月11日のその日まで、机にふけを落とす日々が続きます。

3月議会 一般質問 その1

臨時議会で議会人事も決まり、宝城明新議長を中心に平成20年第1回三豊市議会定例会が、3月4日~28日の25日間の会期で始まりました。
今3月議会は予算審議を主な議題としており、10日(月)には各会派の代表質問が行われます。
一般質問は、11日と12日の二日間となりなす。
今回の私の一般質問は、少年育成センター関係と『地域資源活用プログラム』の2件を考えています。
【少年育成センター事務所の位置とその環境について】
三豊市少年育成センターは、青少年の悩み相談や助言及び非行防止の補導活動を通して、思春期の若者の健全育成に重要な役割を担っています。
一時多くあった不審者情報の減少も、当センターを中心とした地域ボランティアによる防犯パトロールや、補導員の細やかな活動の賜であると感謝したいと思います。
さて、当センター関係者の皆さんの人的努力とは別のところで、当センターの活動に大きな支障を与えていると思われる“事務所位置と設備環境”の、物理的問題点について質問いたします。
現在、豊中庁舎最上階(4階)にある三豊市少年育成センター事務所は、相談者にとって来所相談や電話相談をしにくい位置と設備環境であるとの指摘が寄せられています。
その理由の一つとして、悩みを抱える相談者本人はもとより、保護者、家族にとって他者に相談することを決断し、行動に移すことは非常に大きなエネルギーが必要なことは一般的によく言われています。
悩みを抱え疲れ切った相談者にとって、「人目につく」 「重い脚で階段を上がる」 「誰かと一緒のエレベーターに乗る」など、普通のことができにくい心の状況にあるり、相談者側に配慮した来所しやすい事務所位置になっていないと言うことです。
二つ目として、来所相談や電話相談に落ち着いて応対できる個室や電話設備が不十分で、秘密を守りゆっくりと話を聴く環境になく、核心に触れた相談ができにくいと言うことです。
これらの点を踏まえ、以下3点について質問します。
① 当センター事務所が現在位置に置かれた経緯と、活動概況について
②現事務所での活動の問題点に対する認識について
③現事務所の環境改善について
一件目の質問はこんな概要です。