平成21年第一回三豊市議会予算(歳出)・2

前回に引き続き歳出予算の、教育民生常任委員会関係予算についてお知らせします。
【市民部】
「市民課」
・戸籍住民基本台帳事業 19,143千円
「税務課」
・前納報奨金(固定資産分) 25,000千円
・法人市民税還付金 25,000千円
「環境衛生課」
・塵芥処理事業(三観広域行政組合負担金2億92、888千円含む) 5億01,808千円
・ゴミ処理技術検委員会支援業務委託 10,500千円
・火葬場管理事業 41,148千円
「水処理課」
・浄化槽整備事業(浄化槽設置促進事業35,000千円、単独処理浄化槽撤去費補助20,000千円、法定検査費用負担金事業24,300千円、浄化槽維持管理費補助25,000千円) 2億79,272千円
・集落排水事業特別会計繰出金 1億28,588千円
・浄化槽整備推進事業特別会計繰出金 1億10,168千円
・し尿処理事業 2億27,326千円
・瀬戸グリーンセンター更新工事に伴う積立金 10,000千円
「人権課」
・隣保館管理運営費(ふれあいプラザにお5,844千円、たかせ人権センター12,437千円、上高野文化センター7,678千円) 25,959千円
【健康福祉部】
「健康課」
・健康増進事業(国保被保険者を対象とした健診、がん検診を実施) 70,773千円
・後期高齢者等健診事業 23,469千円
・予防接種事業 49,046千円
・国民健康保険事業特別会計繰出金 2億89,212千円
・後期高齢者医療事業特別会計繰出金 11億29,281千円
・病院事業会計繰出金、負担金(西香川病院1億13,462千円、永康病院2億90,000千円、三豊総合病院96,305千円) 4億99,767千円
・医療費支給・助成事業(重度心身障害者等医療費2億71,670千円、乳幼児医療費1億58,321千円、母子家庭等医療費31,132千円) 4億61,123千円
「介護保険課」
・在宅要介護者家族介護手当支給事業 9,000千円
・生きがい活動支援通所事業 13,560千円
・介護保険事業特別会計繰出金8億86,700千円
「福祉課」
・社会福祉協議会補助金 1億8,059千円
・高齢者福祉タクシー事業 30,385千円
・生活保護扶助費 4億39,143千円
・敬老会事業 23,400千円、敬老祝金支給事業 6,915千円、老人クラブ補助事業 5,737千円
・老人保護措置事業(養護老人ホーム入所委託) 1億18,274千円
・地域生活支援事業(地域活動支援センター等41,212千円) 77,021千円
・障害者自立支援事業(介護・訓練等給付費4億62,768千円)
・シルバー人材センター運営補助金 9,000千円
「子育て支援課」
・次世代育成支援事業(地域行動計画策定、ファミリーサポートセンター事業) 13,298千円
・出産祝金支給事業 14,600千円
・児童手当支給事業 5億3,612千円、児童扶養手当支給事業 2億212千円
・母子保健事業 61,127千円
・保育所運営事業 4億83,895千円
・放課後児童クラブ運営事業 82,180千円
・予防接種事業 57,808千円
【教育委員会】
「教育総務課」
・詫間中学校屋内運動場建設事業 6億50,529千円
・三豊・観音寺市学校組合負担金(三豊中学校) 60,353千円
「学校教育課」
・外国語教育推進事業 20,962千円
・小学校関係 4億29,383千円
・中学校関係 1億49,395千円
・幼稚園関係 2億36,304千円
「生涯学習課」
・公民館管理運営事業 1億1,165千円
・宗吉瓦窯史跡公園管理事業 22,078千円
・生涯学習団体運営協議会支援事業 7,724千円
・詫間弓道場遠的場新築工事 38,115千円
・図書館管理運営事業 90,407千円
・少年育成センター事業 23,036千円
「学校給食センター」
・学校給食センター整備事業 16,429千円
・学校給食センター運営事業(高瀬・三野・豊中・詫間大浜・仁尾・財田) 1億76,878千円
・学校給食センター給食事業 2億49,242千円
以上、主な事業についてお知らせしました。
次回は、建設経済常任委員会関係予算について報告をします。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳出)・1

今回は21年度予算のうち、総務常任委員会関係の部課ごとの、主なものについてお知らせします。
【総務部】
「秘書課」
・市長交際費 2,300千円
「総務課」
・文書館耐震診断、補強設計委託 5,895千円
・三観広域行政組合負担金(一般) 1億93,333千円
                 (消防) 8億71,108千円
・消防団活動防火服整備 21,193千円
・消防屯所用地購入、造成事業 13,000千円
「人事課」
・退職手当組合負担金 6億62,957千円
「職員課」
・福利厚生事業(職員健康診断等) 16,770千円
「管財課」
・電話設備内線化工事 17,000千円
・電子入札導入事業 26,600千円
・庁舎(本庁・支所)管理事業 1億21,723千円
【政策部】
「企画課」
・豊中庁舎跡地整備事業 31,605千円
・企業誘致事業 23,819千円
・ふるさと融資事業(イズミへの貸付金) 2億50,000千円
・宝山湖いきいき健康にぎわい事業 9,706千円
・バイオマスタウン構想推進事業 7,641千円
・中小企業振興対策事業 1,000千円
「財政課」
・三豊中学校交付税配分 26,232千円
・公共施設整備基金積立金(土地造成剰余金ととがみ園売却収入) 5億8,086千円
・公債費 元金25億75,154千円 利子5億1,519千円 計30億76,673千円
「情報政策課」
・情報通信機器維持管理事業 53,020千円
・広報誌発行事業 12,090千円
「地域振興室」
・マリンウエーブ施設運営事業 39,361千円
・コミュニティバス運行事業 1億51,328千円
・離島振興事業 55,761千円
・まちづくり事業(コミュニティ助成事業・仁尾地域振興プラン他) 36,785千円
・仁尾港係留施設整備事業 90,400千円
次回は、教育民生常任委員会関係の報告をします。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳入)

先週には、約1ヶ月を要した3月議会が、平成21年度予算を審議可決して閉会しました。
今週には、その間やり残したことを片付けられると考えていたのですが、まだこの議会の審議結果を報告できていないことに気づいたのです。
今議会に提案された議案は、すべて原案通り可決され、平成21年4月1日より新年度予算として、執行の運びとなります。
三豊市の平成21年度予算規模は、一般会計259億3,000万円となっています。
11ある特別会計総額は、165億6,800万円となっています。
また、二つの企業会計は、水道事業会計が21億8,000万円、病院事業会計17億2,300万円となっています。
前年対比として大きく変わったのは病院事業会計で、西香川病院が指定管理契約の変更に伴い、利用料金制となるため、制度の上では47%ほどの大幅減額となっていますが、経営にはまったく変化はありません。
一般会計の歳入の財源は自主財源が37.8%の97億8,000万円弱で、依存財源は62.2%の161億5,000万円強となっています。
自主財源の主なものは、市税の75億8,000万円で、市民税法人分とたばこ税で3億7,000万円ほどの減となっていますが、個人分と固定資産税で2億円ほどの増を見込むなどしており、前年度に対して1億6,800万円の減に収まっています。
諸収入として、11億8,000万円があり、土地造成事業特別会計譲与金の2億6,000万円余と三観広域とがみ園売却収入の2億4,500万円余などで、前年度に対して5億2,600万円強の大幅増額となっており前年対比80.5%増となっています。
他の自主財源として、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、分担金負担金、使用料手数料があります。
依存財源の主なものは、地方交付税の97億5,000万円(内 特別交付税 7億5,000万円を含む)で、前年に対し20年度決算見込みから3億円の増額としています。
地方譲与税3億5,000万円余、交付金は9億5,000万円余となっていて、いづれも前年対比10~15%の減となっています。
国庫支出金は、12億2,000万円で道路関係で減となるものの、安心安全な学校づくり交付金で増額となっており、前年との額面の大きな変動はありません。
県支出金は、14億5,000万円強で選挙費として3,500万円が増額されています。
市債は、24億円余で昨年より5億8,400万円の増額となっており、前年対比31.7%増となっていますが、臨時財政対策債の利用と詫間中学校体育館建築事業が新たな起債目的となっています。
今回の報告は歳入に関するものですが、次回は歳出についてお伝えします。

政治倫理条例の制定

平成21年第1回三豊市議会定例会が3月26日(木)の最終日を向かえ、「三豊市議会議員政治倫理条例」が、議会運営委員会より議員提案され、出席議員の全会一致で可決されました。
最大会派である「七宝会」の分裂によって、三豊市議会の会派構成が大きく変わり、紆余曲折の末の結果となりました。
昨年の同僚議員による消費税法違反有罪判決に対して、7つの選挙区制で選出された議員の寄り合い所帯のこの市議会では、色んな意見と考えの議論が交錯して、民意を反映した確固たる対応をとることができてませんでした。
このことによって、市民の皆さんからはご意見やご叱責を頂いており、それ以来私はどうすれば市民の皆さんに、信頼と理解をしていただける状態を創ることができるのか、を考え続けてきました。
その一定の答えは、私たち三豊市議会議員自らが襟をただし、二度と同じ過ちを繰り返さないことであり、もし、疑惑をもたれたときはその行為に対して、いかに対処するのかを、議会の責任において明文化することであるということです。
それが、『政治倫理条例の制定』 でした。
私は、条例とは国の定める法律とは性格を異にして、定めようとするその自治体の事情にあった内容と、定めることを求められる時期に制定されるべきものであると思っています。
この議会で可決された「三豊市議会議員政治倫理条例」は、七宝会並びに三豊市民クラブと共産党の3会派代表と、そして、私も加わり調整し合意したものです。
それゆえ、最良のものとなったかについては私自身不確かであり、市民の皆さんの意見と評価を頂くより他ないと思っています。
唯一つ、この条例で私が最後までこだわったのは、三豊市議会が市民に対してどのような姿勢を示すのかということで、市民の皆さんへの “説明会の開催” を盛り込むことでした。
罰則や処分の規程を、これでもかと定めるのも一つのあり方なのでしょうが、私はその前に、議員自らによる、市民に対する説明責任を果たすべきことが重要だと考えています。
市民への説明責任を果たすことは、倫理条例に限ったことではなく、議員に課せられた当然の責務であるということです。
その説明と報告を判断材料として、選挙によって民意が反映されれば良いのではないか、と考えています。
年度最後のこの3月議会で、議員提案による 「三豊市議会議員政治倫理条例」 が可決されたことは、会派分裂と同様に、新年度に向けて開かれた議会への、議会改革の更なる一歩となるでしょう。
政治倫理条例は、本来、無くて当たり前です。
自ら定めたこの条例に、お世話になるようなことの無いような三豊市議会であることは、これもまた当たり前のことなのです。

私立学校の民事再生手続き

2月19日にこの場で報告した、瀬戸内学院の経営再建について、大きな動きがありました。
平成21年3月19日に、学校法人瀬戸内学院理事長 塚本和博氏より、東京地方裁判所に対し、民事再生手続開始の申し立てが出され受理されました。
なお、同日に開催された学校法人瀬戸内学院の理事会、評議員会では、塚本理事長を含む理事5名が辞任し、新たに理事7名が選任されました。
この理事会は、すでにマスコミ報道もあったように、後継経営母体として名乗りを上げた四国学院が経営を引き継ぐ、4月1日までの約10日間の暫定理事会であり、その理事長として三豊市副市長 清水邦夫氏が選任されました。
私立学校の経営に公である市が関わることは、本来の筋道ではないのだろうと思います。
しかしながら、後継経営母体として四国学院に引き受けていただくためには、県と市が一体となって再建に全力を尽くす証として、ぎりぎり副市長の理事長就任が必要であったということです。
負債総額は平成20年12月現在約23億円にのぼり、四国学院に言わせれば、「どうすればこんなに負債ができるのか」、と言わせるほどの信じられない額となっています。
3月22日(日)には、債権者説明会がおこなわれ、23日(月)から民事再生手続が開始されることとなるようです。
再建の可能性は充分にあります。
民事再生手続きに至った大きな要因として、次のような報告があります。
『学生の減少によって収入減が生じていることは明らかであるが、それは申立人に限ったことではなく、経営を著しく圧迫するような要因ではないと考える。したがって、債務返済の過大な負担とキャッシュ・フローの不足が解消されれば、健全経営をはかることは十分に可能であると思われる。』
3月23日と25日の二日間、在校生の保護者への説明会を開くとのことです。
しっかりとした教育理念に基づき、確かな経営を継続さえしていれば、教育機関としての学校は、決して消滅などするはずは無いのだと言うことなのだろうと思うのです。
三豊市のまちづくりのためにも、四国学院付属高校並びに専修学校が現実のものとなるよう、市議会一丸となって取り組んでゆこうとしています。

豊中中学校卒業式に贈る言葉

3月13日(金)は、三豊市立豊中中学校の卒業式です。
昨年は、私の息子の卒業式があり、同席していたのですが、今年は三豊市議会議員の代表として祝辞を述べる機会を頂きました。
これからの、この地域を担う若者たちに対する餞(はなむけ)の言葉は、どんな言葉なのでしょうか。
人こそが地域を作るのだと誰もが言うのですが、ではどのようにその期待を若者たちに伝えているのか、私は聞いたことがありません。
この機会に、その思いが少しでも伝えられるようにしたいと考えています。
クドクナク、サッパリと、私のメッセージが届くような言葉にしたいと考えています。
三豊市議会を代表して、一言お祝いを申し上げます。
91名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、この豊中中学校に入学され、この3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動に、そして様々な体験を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられたことを、心からお慶び申し上げます。
卒業生の皆さんの中には、それぞれの立場によってこれからの進路は色々あろうと思いますが、本校での貴重な教訓を生かし、しっかりと自分らしく歩んで頂きたいと願っています。
そこで一つだけ、私が皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは、「量」が「質」に変わるということです。
例えば、水を沸かすと水蒸気に変わりますよね。
液体が気体に変わる瞬間のためには、水を沸かすというそれまでの熱の「量」が必要で、その結果水蒸気になり「質」が変わるのですね。
“液体が気体になる”という、「量」が「質」に転化するということなのです。
花もそうです。
種が蒔かれ、芽吹き、葉が茂り、蕾ができ、ある時ある瞬間花は開くのです。
勉強だって、クラブだってそうでしょう。
あきらめず、こつこつ毎日、やるべきことをやる、自分のできることを止めることなく続けることで、ある日突然にできる経験ってありますよね。
日々の積み重ねによって、『できる』のです。
“あきらめなければ、失敗など無い”のです。
なぜなら、失敗のエネルギーの「量」が成功という「質」に転化するのです。
何でもいいのです。
「私はこれをする、これを続ける」ことを、心ひそかに決めることなのです。
日常のどんな些細なことでもいいのです。
それが15年続けば、驚くような自分に「転化」(チェンジ)していることでしょう。
自分が変われば、回りが変わるのです。
終わりに、皆さんが健康で、たくましく羽ばたき続けることを期待し、ご多幸でありますことをお祈りし、私からのお祝いの言葉といたします。
私の思いは届くのでしょうか。
ご期待あれ。

議員連盟の結成を目指して

3月9日(月)に、三豊市議会平成21年第1回定例会の代表質問がおこなわれました。
これまでの3年間は、保守系会派である「七宝会」が大半を占めていましたが、新しく「三豊市民クラブ」が分派し、新たな展開が繰り広げられようとしています。
本来の議会のあるべき形になってきたように思います。
前にもこの場で報告しましたが、私はしばらくどこの会派にも属さずに単独で活動することにしています。
議会の責任と権能として、三豊市民の快適な生活のために、やらなくてはならないことは沢山あり、議会の果たすべき役割は大きなものがあるのだろうと思っています。
私が今議会の一般質問で通告している二件の内の一件に、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用について」があります。
この質問を考える時に、議会の役割について考えることとなりました。
先日、この場の“議会改革の大きな一歩”でも書き込みましたが、この国の地方自治体の議会議員は、首長(市長)と同様に市民から直接選挙で選ばれており、市民の意思を受けていることとなっていて、これが民意が二つできることとなるのです。
この意味において、市議会議員は市長の政策を非難攻撃するだけでなく、民意を受け自らの政策を持ち対峙しなければならない立場になっているのです。
三豊市のゴミ処理行政の将来を考えるとき、私たち市議会議員の果たす役割もおのずと見えてくるというものです。
三豊市が今進めているゴミ処理技術の検討も、市の主体性として必要なことなのだろうと考えています。
ただ、そこに大局的観点があり、市民にも理解と説明ができる段階と場面が必要なことも、当然のことだろうと思うのです。
新しいゴミ処理技術の検討も結構なことなのですが、それよりも問題なのは、必ず来るといわれる東南海・南海大地震が、今この瞬間にも発生するかもしれない恐れのある時に、災害発生後、速やかな復旧の第一歩である廃棄物処理の具体策がとられているのかとということです。
特に、緊急時における焼却最終処分は、供給のライフラインに対し、処理のライフラインであるともいえ、この確保は大変重要なこなのです。
緊急非常時の対応を考えることをきっかけとして、助け助けられることを基本とした、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用」の話し合いに踏み出すときではないでしょうか。
これを促すのは、直接選挙によって民意を受けた議会の大きな仕事であると考えています。
今回の一般質問は、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用 推進議員連盟」の結成まで言及できればと考えています。

3月議会 一般質問通告

三豊市議会も新たに議長と副議長が決まり、本格的に三豊市議会平成21年第1回の定例会が、3月3日に始まりました。
早速、9日(月)には3会派による代表質問が、翌日の10日(火)からの2日間には一般質問が予定されています。
私にとって今回の一般質問は、どの会派にも所属せず一人で活動を始めた最初の試みです。
市民の皆さんの声を議会人として届け、実現するべく、これまでを振り返り反省すべきをし、活かしてゆかなければならないと考えています。
今回の通告は2件です。
【自治会場建設費の市単独補助事業について】
三豊市の認める基礎自治組織でもある自治会の、活動の中心の場である自治会場の施設機能の充実は、地域内分権を進める三豊市にとって、基本的政策の一つになると考える。
現状、市が執る補助事業に 「たからくじ助成金」 があるが、制度の性質上、平等感と自主自立の精神に反する方向にある。
自治会場建設に意欲があり自己負担の条件も満たした自治会が、自らの意思で計画的に建設を着手しやすいように、市単独の補助事業創設の考えを問う。
* 「たからくじ助成金」 の現状と問題点
* 申請順ではあるものの、当たり外れがあることによる不確実性の強い補助金制度が、市の政治方針に相応しい施策といえるのか。
【ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用について】
これまで何名かの同僚議員から同様の主旨の質問があり、その都度その時点での考えの答弁は聞いている。
再度この時点での考えを問う。
平成25年3月をもって、三豊市民の出す生活一般ゴミの焼却施設が閉鎖の予定となっている。
ゴミ処理技術検討委員会及び環境市民会議において、議論が重ねられているが、生ゴミを含む焼却ゴミを減量化、資源化しても焼却ゴミは皆無とはならないことは現実となっている。
クリーンセンター閉鎖後の、ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用の考えを問う。
以上の2件を通告しました。
少し前向きに考え、ちょっとの勇気ある行動が、快適な日常と非常時にも安心できる市民生活の確保につながるがるのだろうと思います。

議会改革への大きな一歩

延会となっていた臨時議会が、3月2日(月)に再開され、議長並びに副議長選出のための選挙がおこなわれました。
三豊市議会発足から4年目の議長に坂口晃一議員が、副議長に眞鍋昌年議員当選しました。
この日の選挙に至るまでに多数派工作ともいえる、驚くような激しい動きがありました。
議会は数こそ力とはしばしば言われますが、まさにそれを地で行くものでした。
開会直前に、私を合わせた11名が、最大会派である「七宝会」へ脱会届を提出し離脱しました。
その内10名は、新会派「三豊クラブ(仮称)」を結成しましたが、私は自らの信念に従い、それには加わらず単独で活動する道を選ぶこととしました。
私の強い願いを聞き入れてくださり、「七宝会」及び「三豊クラブ」両派の会長のご理解と、議会事務局の皆さんの協力によって、投票前に立候補者の所信表明をする機会を設けることができたのは、三豊市議会改革の大きな一歩になると信じています。
土壇場で、私の意見を真剣に聞いてくださった、同僚議員と議会事務局の皆さんには心から感謝しています。
開かれた議会の実現に、少しでも近づけるようこれからが真価を問われる活動の日々となります。

臨時議会 延会す

三豊市議会の21年度人事を決める臨時議会が、2月27日(金)に開会されましたが、人事案提案の手続きについて、最大会派(30人中26人を擁する)である七宝会内で意見が分裂し延会となり、引き続き3月2日(月)に再開することとなりました。
三豊市が7町合併して誕生してから4回目の人事となります。
過去の3回の人事の原則は、地域性を重要視したものとなっていました。
最後の年となる4年目の人事基準は、過去のものとは根本的に異なり地域性を取っ払ったものとなっていました。
それならば、過去の3回とは一線を画す、まったく新しい三豊市議会の選出基準によって人事が実践されるべきだと私は考えています。
その基本的考え方は次の通りです。
【市民による直接選挙によって選出され、市民の付託に応えるために、この場に身をおく “一人の三豊市議会議員” として考えを述べたいと思います。
我が国日本の地方自治体は、地方自治法 第17条 にも明文化されているように、
『選挙では、普通地方公共団体の議員及び長は、選挙人が投票によりこれを選挙する』
と、市長及び市議会議員を直接選挙によって選出することを定めているのです。
これにより、日本の地方自治制度は、市長と議会が並び立つ世界的にもまれな、二元代表制となっています。
三豊市議会議員は、市長と同様に市民から直接選ばれ、市民の付託を受けている立場にあり、その意味において、三豊市議会は市民のものであって、その議会を構成する議員の長である議長並びに副議長は、市民のものであるのはしごく当然のことであります。
ならば、その選出過程が市民に公開され、市民の納得が得られる選出手続きが示されなければならないのは、自明の理でもあります。
市長の情報公開を求めるだけでなく、議会も議員自らが情報公開しなければならないのも当然のことであります。
重ねて言うまでも無く、議長並びに副議長という職は議員だけのものでは決してなく、市長と同様に三豊市民の選んだ三豊市議会議員の長であり、市民の「代表代理者」であり、言葉に尽くせないほどの要職なのです。
よって、三豊市議会議長並びに副議長を選任するに当たり、その任に当たろうとする意欲ある者が自ら立候補し、市民のものである三豊市議会をどのように導き、三豊市民に対しどのような施政をおこなおうとするのかの、所信並びに公約を述べてから選任されるべきものであると私は思っています。】
私は、誰が議長になろうが副議長になろうが、それは結果でしかないと考えています。
しかしながら、市民を無視した人事の強行採決に対して反対の意思を表明し、延会の動議に対して賛成ました。
結末は次回に報告となります。