今年も市内全域から自治会長が集う三豊市自治会長会が、5月11日(土)にマリンウエーブで開催されました。
これまでは、横山市長からの施政方針と財政見通しなどの説明がおもでしたが、今年は防災システム研究所所長の山村武彦先生を講師に迎えての防災講演会が行われました。
「南海トラフ巨大地震に備えて」 と題して、 【近助(きんじょ)】 の必要性を話してくださいました。
私は妻に 「あなたは防災ではなく忘妻ですね」 と言われているほど、全国を講演活動で飛び回っている。
昔から女は弱いと言われて守られる側であったとされているが、母親になると子どもを守るために強くなる。
防災に取り組む出発点は 『守るものは何か』 を明確にすることだ。
そして、災害列島日本に住む覚悟を決め、 “被災者にならず” “加害者にならず” “傍観者にならず” 、個人・地域・企業・行政のそれぞれの役割(責任)分担をするのだ。
三豊市にも、それぞれの役割(責任)を明らかにする『備蓄推進条例』の制定を』提案したい。
自助・共助・公助が言われているが、自助と共助の間に 【近助(きんじょ)】 が必要だ。向こう三軒両隣のご近所で、 “近助の精神” でつくる防災隣組を推進してほしい。
自主防災は自守防災だ。
緊急地震速報が出た時の行動マニュアルを作成し、速報が出るたびに直ちに防災訓練をするべきだ。
悲観的に準備をし、楽観的に行動し、皆さんが助けられる人から助ける人になれることを期待している。
3・11のちょっといい話もしていただき、人と人とのつながりによって誰もができる身近な防災の取り組みに、一歩前進する勇気をいただきました。
さっそく、山村先生著作の 『近助(きんじょ)の精神━近くの人が近くの人を助ける防災隣組』 を購入し、本気で取り組みたいと思っています。