5月1日の倉敷市議会会派 『青空市民クラブ』 での研修で、マニフェスト・サイクルの重要性を再認識させられました。
さっそく、私の三豊市議会議員としての市民の皆さんに対する 「約束」 が、何であり、それをどのようにしたのかを、振り返ってみることとしました。
平成18年の第1回三豊市議会議員選挙における私のマニフェストは、【2005→10 たくままさし「3つの想い」】 でした。
私の政治に対する姿勢と、まちの未来像が盛り込まれています。
実現したものもありますが、中高一貫教育の充実などは、教育に定型はないことを思い知らされた例です。
平成22年の第2回三豊市議会議員選挙は、全市一選挙区による初めての選挙でした。
【たくままさし、まちづくりQ&A】 で、2期目の具体的目標を定め、市民の皆さんにお示ししました。
マニフェスト・サイクルに習い、振り返ってみることとします。
Ⅰ. まち(地域)の足元を固めるって何だろう?
●地域福祉・活力としての雇用の確保→NPOの設立支援と育成を実現した。
●“中小企業振興基本条例”で地元企業を育て、地域経済基盤強化→三豊市産業振興基本条例を制定した。
●ごみ焼却施設の広域間共同利用の推進→市費を投入しない民設民営の施設建設を推進するとともに、緊急時対応のための広域間相互補完協定締結を推進中である。
●空家・廃屋対策で地域環境の整備→空き家バンク事業などで実績を上げつつある。
●“おいしい三豊平野の水プロジェクト”による豊中浄水場の水質向上→取水源河川である長淵川の整備工事が進んでいる。
●“菜の花プロジェクト”による耕作放棄地の保全→継続して取り組んでいるが、成果は上がっていない。
●里山再生による防災・環境保全→里山愛好者による里山散策道整備で、活動が活発化している。
Ⅱ. 教育理念=“生きる意味”を伝えるって?!
●幼少中一貫教育モデル校の推進で生き方の教育→小学校統廃合による新設校の教育理念と方針で、明確にするよう働きかけている。
●放課後児童クラブ・子供会・少年少女発明クラブ支援による、コミュニケーション力・創造力の育成→放課後児童クラブを全市に設置するとともに、子供会活動の充実支援を実践している。
●幼児・児童期のしつけ・言葉の教育の徹底→学校図書館司書の配置を実現したが、全市の放課後児童クラブでの指導力向上ができていない。
●地域ぐるみで子育て→子どもパトロール組織が充実した。
Ⅲ. 福祉・医療はどうなるのだろう。
●整備が急がれる要介護・要看護の受け皿づくり→市立病院の統合と地域包括ケア拠点建設を推進中。
●障害者・弱者の保護から社会進出への制度整備→NPO法人との連携で、遊休公共施設への施設誘致の交渉を継続中だ。
●地域出身者の医師確保や育成のための奨学金制度の創設→一般質問等で提案しているが実現していない。
Ⅳ. 地域主権のための議会って?!
●情報公開によりまちづくり情報=“議会基本条例”制定→議会基本条例を制定した。
●市民参加を促し、市政に興味や関心を強める「財政白書づくり」→できていない。
●議員報酬の規定改革で効率化→議員報酬を3%削減するとともに、政務調査費の使途明確化を実践している。また、議員定数を26から4減の22とし削減を決定した。
自分で振り返ってみましたが、自己評価はとても難しいことです。
『青空市民クラブ』 のように第3者に客観的に評価していただくことが、自分自身を鍛えることにもなるのだと思っています。
次なるステップのために、新たな “約束” を作成します。