三豊市議会の3月定例会が閉会して2週間が過ぎました。
この間、卒業式や入学式など、例年のことですがあわただしく年度の変わり目の催しが行われてきましたが、ようやく、ほっと一息つける状況になりました。
改めて、3月定例会で審議された建設経済常任委員会に付託された以外の目玉議案について、お知らせしたいと思います。
それは、2件あります。
1件目は、「三豊市合併振興基金条例の制定について」です。
将来の財源確保のために、合併特例債を財源とする基金を設置するために定めます。
*平成25年度当初予算として5億円を計上し、今後8年間で総額40億円を積み立てる計画
2件目は、「三豊市産業振興基本条例の制定について」です。
三豊市が、産業振興によるまちづくりを、本気で取り組むことを宣言するものです。
前文をを記します。
『歴史、文化、自然環境等多くの資源に恵まれた本市は、先人の努力により農業、漁業及び商工業において産業振興を果たしてきた。近年では、自然災害が少なく、土地が比較的安価であり、また高速道路や貿易港の整備により、多くの企業も市内へ進出し、地域の事業者とともに地域経済の活性化に寄与してきたところである。
しかしながら、日本の人口は、平成17年に減少に転じ、今後も産業を担う生産年齢人口
が急速に減少していくことが予想される中、本市においても、産業構造の変化による後継者不足により、農業及び漁業を取り巻く環境は、深刻な状況に陥っている。商工業においても、長引く物価下落、国際競争の激化及び人口減少に伴う購買力の低下による売上高の減少によって、地域経済の疲弊が現実のものとなり、産業振興は、国策のみならず本市の喫緊の行政課題となっている。
ここに、産業振興をまちづくりの礎とし、全ての人の協働により、産業振興を総合的かつ計画的に推進し、本市の発展と福祉の向上に資するため、この条例を制定する。』
私が議員になろうと決意した発端の一つが、地域経済の活性化でした。
この条例には、三豊市産業振興審議会の設置が定められており、三豊市の産業振興施策についての基本計画が審議されることとなっています。
これまで事業として行われてきた【がんばる企業応援事業補助金】も、基本計画の中で系統だった事業として位置づけられるものと思っています。
議員冥利に尽きます。