七宝山には、かつて、ぶどうやみかんの畑が中腹付近まで一面に広がり、全国に名を馳せた果実が実っていました。
今や、農業後継者激減による高齢化で畑は耕作放棄され、山の木々はふもと近くまで迫ってきています。
そんな中にあっても先祖代々の土地を、忙しくも時間のやりくりをして守っていこうとする人がいます。
NPO法人青空クラブでは、1月19日(土)に、ある農家さんの協力で “ネーブルがり” をしました。
桑山と本山の両学童保育クラブの子どもたちと保護者を対象に希望を募ったところ、30名ほどの応募があり、指導員の先生を含め総勢約35名の参加となりました。
いつでもできそうでできないことは結構あるものです。
ぶどうやみかん畑は、減少したとはいえ七宝山の裾野には、当たり前にある景色です。
当たり前で身近過ぎて気にも留めないものやことに新しい意味をもたせ活用することで、新たな価値が生まれます。
「そこにあるネーブル畑で “ネーブルがり” 」
持参したエコバッグに、自分でもぎ取ったネーブルを一杯に詰め込み、一人4~5kgもあろうかと思える収穫を、自慢げに下げて持ち帰っていきました。
こんなシンプルイベントに、子どもたちは大はしゃぎです。
次なるシンプルイベントは、今年の夏に “トウモロコシがり” です。
取れたてをその場で焼きトウモロコシにして食べることを計画したいと考えています。
農家であり、たまねぎ採種の(株)七宝の副社長でもある筒井和光さんには、ご協力をいただき心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
「シンプルイベント “トウモロコシがり” 」 もよろしくお願いしますネ。(ちょっと調子よすぎかな?)