三豊市議会の会派である三豊市民クラブでは、先進地などの視察研修や講師を招いての勉強会を行っています。
6月20日(水)には、 「まんのう町教育委員会学校教育課満濃中学校改築対策室」 の 天米一志(あまめかずし)さんに三豊市役所に来ていただき、会派の議員はもとより、市企画財政課職員さんも参加し、2時間ほど 『民間資金を活用した社会資本整備』 と訳されるPFI(Private Finance Initiative)の勉強会をしました。
満濃中学校改築・町立図書館の複合施設整備事業を実践事例の一つとして、自治体の支払いに対して最も高い価値のサービスを提供できるという考え方のVFM(Value For Mony)を、PFI手法の導入によって設計、建物建設、維持管理、運営のすべての費用であるフルコスト(LCC:Life Cycle Cost)を捉えることで、実現しようとする取り組みのお話でした。
これまでの行政は、施設建設をすることそのものが、目的化されていたようです。
そもそも公共施設は、限られた予算の中で行政が住民に対して、どのような公共サービスを提供するのかによって、決定されるべきものです。
その意味からすれば、施設を建てることそのこと以上に、後の維持管理を含む運営による公共サービスの質が重要であり目的なのです。
三豊市では、今後多くの施設建設計画が予定されています。
民間資金を活用したPFIによって、創造性の高い性能・機能・空間形成・デザイン等で、VFMを獲得できる官民連携の取り組みを研究する必要性を感じました。
【行政が民間から公共サービスを買う】 という、これまでの公共施設建設の考えとは根本的に発想の異なる 「目からうろこが落ちる」 お話でした。
天米さんありがとうございました。
今後のますますのご活躍を祈っています。
これからも何かとお世話になります。