協定書調印式

三豊市議会ごみ処理問題調査特別委員会で約2年間を費やして調査、研究、協議してきた、次期ごみ処理施設建設及び業務の方針が、決定されました。
平成24年5月17日(木)に、三豊市と、ごみ処理業務委託予定者であるエコマスター社及び、同社の出資設立者であるパブリックとエビス紙料の出席のもと、協定書調印式が行われました。
協定書に明記された処理施設は、トンネルコンポスト方式です。
ヨーロッパでは一般的な技術ですが、日本では実績のない初めてのものです。
なぜ日本になかったのかが不思議で、自然の原理に従ったあまりにもシンプルな技術です。
このあまりにもシンプルなものであるがゆえに、今となっては、技術面から見れば、議論にもならない議論で終始してきたように感じます。
これまでにエコマスター社において、20回を超える実証実験を実施し、良好なデータが積み上げられてきました。
それでも、自治体に排出者責任がある一般廃棄物を、民説民営の施設に処理を任せることとあわせて、国内のどこにもない技術を採用することに対する不安の意見は、未だに寝ずよくあることを感じます。
しかし、私の感覚は、これをはるかに超える期待感で一杯です。
輝くを失いつつあるこの国に欠けている最大の要因は、 【挑戦(チャレンジ)】 することを忘れてしまったからに他ならないと、私は考えています。
困難に立ち向かい、開拓し、進歩しようとするものに、光の当たる国にしなければなりません。
三豊市が採用したトンネルコンポストという日本初の方式は、中央集権システムに対する地方からの改革の象徴であり、 【挑戦】 なのです。
協定書調印式は、このまちに相応しい方針を自らが決定し、自らの責任において地域経済資本で確立していこうとする 【挑戦】 の第一歩なのです。