三豊市議会3月定例会が開会中です。
3月22日(木)に、予算特別委員会の5日間の審議が終わり、予算案を可決しました。
平成24年度の、三豊市の予算概要をお伝えします。
三豊市の平成24年度一般会計の予算規模は、272億70,000千円で、新総合計画第4期実施計画(平成24年度~平成26年度)で示された事業額を基に組まれ、予算規模は基礎的財政収支(プライマリーバランス)の、黒字化を絶対条件として編成されています。
子ども手当ての縮減や防災行政無線施設整備事業の終了などで、7億1千万円余が減額となったことで、昨年予算規模に対して3億70,000千円の減となっています。
【歳入】
内訳は、市税の75億42,000千円、地方交付税の107億円、地方譲与税及び各種交付金の12億30,000千円、国庫支出金の19億91,000千円、県支出金の16億38,000千円、繰入金の6億86,000千円、市債の17億85,000千円、その他歳入16億95,000千円となっています。
市税は、前年対比1億21,648千円の増です。
また、地方交付税は、「地域経済・雇用対策費」などで2億円の増となっています。
市債は、臨時財政対債や合併特例債、緊急防災・減災事業債など、交付税措置のある有利なものを充てており、前年対比3億72,500千円の減となっています。
市税などの自主財源は99億円余で、全体の36.4%となっています。
これに対して、地方交付税や市債、国庫支出金などの依存財源は173億円余で、63.6%となっています。
【歳出】
義務的経費は、43.1%の117億46,547千円です。
その内訳は、人件費が54億40,285千円、扶助費が32億4,015千円、公債費が、31億2,247千円となっています。
その他の経費は、43.4%の118億45,956千円です。
その内訳の主なものは、物件費が50億27,583千円、補助費等が30億10,079千円、繰出金が33億53,605千円となっています。
なお、繰出金は、国民健康保険事業特別会計と介護保険事業特別会計などの保健税率及び保険料額改定により、89,110千円の減となっています。
投資的経費は、全体の13.5の36億77,495千円で、主なものは、危機管理センター整備事業、学校給食センター整備事業、火葬場建設事業となっており、前年対比10.2%の増です。
【経常収支比率】
当初予算段階で87.7%せす。
平成22年度決算で83.9%であることから、24年度当初予算であるとはいえ非情に厳しい状況となっています。
合併特例が見込める27年度を、財政改革断行時期の目安として、歳入に見合う経常経費の精査が、より一層求められます。