年は変わり少々遅くなりましたが、平成23年12月定例会の私の一般質報告をします。
「子どもを産み育てるまちづくり」について
【質問】
9月定例会の一般質問に続いて、東日本大震災で感じた、本当に安心安全な場所とはどのようなところなのかを課題に質問する。
三豊市は、全国的に見ても自然環境に恵まれた場所であることを再認識した。
三豊市は、女性が安心して妊娠・出産・子育てできる環境にあるといえ、さらに、子育て支援制度も充実したものとなっている。
今議会に、子育て支援に充てられる限られた予算を、より効率的に展開する主旨で、出産祝い金の廃止条例が提案されている。
この機会に、このまちの豊かな自然と災害の少ない、安心安全なところという最大の特長を活かした、他のまちと明らかに違う、「子どもを産み育てるまちづくり」 ができないか。
女性が自らの命をかけた命を生むという行為に対して、出産の方法を自ら選択できないような今の出産環境が、命に対する意識の鈍感さ、軽薄さにつながっているのではないかと思う。
まちづくりの社会基盤となる、市立病院の産科・小児科の設置と、民間助産所開設に対する行政としての支援の考えを訊く。
【答弁】
産婦人科または産科を設置するならば、赤字を覚悟しなければならない。
それを許されなければできない。
限りある財源をどう振り分けるのかが、大きな局面に来ていると思っており、命が産まれる瞬間というのは、我々が大事にしなければところだと感じている。
現在、 『三豊市地域医療あり方検討委員会』 が、市長の諮問を受けて、地域医療における市内医療機関の役割と他市医療機関との連携のあり方、市の公立医療機関の担うべき役割の審議をしているところだ。
この議論や答申を受けて、今後市立病院の果たすべき役割を検討したいと考える。
助産所の開設は、開設後10日以内に県に提出しなければならないとされている。
また、平成19年からは、嘱託は産婦人科医師に限る連携医療機関を定めることが義務づけられている。
開設の相談があった場合は、それに向けて協力・対応する。
以上のような内容です。
昨年の12月7日と10日のこの場でも書きましたが、 「命」 を直視するまちづくりを目指したいと強く思っています。