平成24年、西暦2012年の幕開けです。
新年 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。
歴史的災害で象徴される昨年の最後のこの場で、子どもたちとの関わりで、新しい年が若い力によって、間違いなくよくなる予感を記しました。
新年早々に、昨年末に三豊市立豊中幼稚園の藤根園長先生からお預かりした、DVDを見ています。
昨年12月14日(水)に、豊中幼稚園発足以来始めての、全園児による 『生活発表会』 の記録映像です。
3歳児 5組 80名
4歳児 4組 93名
5歳児 3組 89名
合計 262名の園児が、全身で力一杯演じる合奏と歌・踊りの連続で、子どもだけでなく保護者も先生も一体の、それはそれはすばらしい発表会となっています。
豊中幼稚園は、8年前に5幼稚園統合して300名を超える、公立幼稚園では例の見ない大規模幼稚園として発足しました。
現在は、一時期からは園児数も幾分かは減少していますが、大規模には変わりありません。
これまでに、統合による混乱で先生や保護者に少なからず、戸惑いと相互不信があったことも否めませんでした。
大人たちの心の動揺に、最も敏感に反応するのは子どもたちであり、その影響は、成長するごとに表面化するのではないかと危惧されていました。
大きな組織には、先生方の子どもたちに対する愛情と教育に対する高いモチベーションを保ち続ける、それに相応しい経営組織体が必要であったのです。
そんな当然の環境整備と組織改善を怠り、現場の先生方にその負担と責任を押し付けてきたことに、深く反省しなければなりません。
大きな組織には、それが機能する管理運営体制がなくてはなりません。
今年は、必ず確立します。
藤根園長先生からお預かりしたDVDは、専門業者が撮影・編集したものです。
今の時代なら、多くの家庭にホームビデをくらいあるだろうに、なぜ園がつくるDVDがいるのでしょうか。
それが盲点でした。
「子どもたちは頑張っています。
わが子を撮るために保護者の皆さんうろうろしないで下さい。
静かにじっとして、見て聴いてあげてください。」
一所懸命演じ・話す人に対し、真剣に見る・聴く(聞く)という人として当然のことすら、私たち大人は忘れてしまっていたのではないでしょうか。
しかも、教育の現場でそれは起きていたのです。
豊中幼稚園の先生方は、そのことに気付き行動したのです。
子育てや教育の問題解決の糸口は、当たり前すぎて誰もがあえて言及しない、そこらあたりに転がっているものなのでしょう。
「2012年 三豊市の教育は明るい」