昨年から建設が進んでいた豊中庁舎跡地整備事業で、三豊市市民交流センター(新築)と豊中町農村環境改善センター(改築)が完成し、4月1日から利用が始まっています。
4月24日(日)に、市民交流センターの完成を祝い、「織田朱越と三豊」をテーマに 『坂の上の雲ミュージアム』 館長の松原正毅さんによる、「三豊市民交流センター落成記念講演会」が催されました。
「”織田朱越“ とは何者?」 と思う人は沢山いると思います。
三豊市豊中町出身で、明治後期から昭和後期にかけ生き、300点を超える作品を生みだした隠れた天才作家と言われてきました。
市内財田町にある、瀬戸大橋の提唱者といわれる大久保じんのじょう像や、司馬遼太郎著の 『坂の上の雲』 の主人公たちで秋山兄弟の銅像を作成したとされる人です。
秋山兄弟像の作家出身地のご縁で、記念講演会が企画され、また、織田朱越顕彰会による作品展示会や作品集出版が実現し、実のある記念講演会となりました。
有り余る公共施設の利活用方針が今だ明確にされていない中でのオープンとなりましたが、豊中地域住民の皆さんには、合併のごたごたの中で施設利用に不便を強いた分、この日を迎えたことは慶びひとしおと思います。
今後、市民交流センターと豊中町農村環境改善センターを、三豊市公民館と豊中町地区公民館の核施設として、大切に、十分に使い切っていただきたいと願っています。