マイナスアルファとプラスアルファ

行政の規模や形を表す言葉として、「大きな政府、小さな政府」 があると言われます。
これは、どのような社会を目指すのかによって、どのような行政体制を選択するのかは異なってきます。
大きな政府の場合、極端な言い方をすれば、市民・国民の全てが公務員となり、行政サービスを提供したりされたりすれば、正規とか非正規とかの職員の差はなくなり、民間人はいないので給与格差の問題も存在しなくなります。
地域内通過とともいえるサービス受給券のようなものが、その社会の中だけでくるくると回るだけで、地域内調達さえできれば、必要以上に外貨を稼ぐ必要はなくなります。
経済的な成長は期待できませんが、平等と安定はあるのかも知れません。
江戸時代のような一種の鎖国状態の社会でしょうか。
それに対する小さな政府は、大きな公共サービスが必要となります。
公務員や政治関係者の削減をし、非正規職員で担っていた事業業務を民間に託していくのです。
その財源は、削減した公務員や政治関係者の給与報酬と、積極的な経済活性化策による外貨の獲得です。
いずれの社会を求めるのかを決するのは、市民・国民なのです。
今回の平成23年度の横山市長の施政方針にある、マイナスアルファとは何かを確認することは、これからの三豊市のあり方を予測するに重要な部分なのです。
マイナスアルファとプラスアルファは、公共サービスの点からすれば表裏一体です。
プラスアルファならマイナスアルファがあり、マイナスアルファには新たな公共サービスのプラスアルファが連動するべきものだとも思うのです。