代表質問3件目は、「教育の本質へのロードマップについて」です。
「教育の本質へのロードマップについて」
【質問】 施政方針では、「市が環境整備を行い、さらにサービスまで提供するという従来の行政の在り方を抜本的に改め、官・民が両輪となり、文化、スポーツの分野を超え、子どもたちの育成を支援していく」としている。この取り組みに対する三豊市の空気感や熱意が、子どもたちに伝わることによって、成長の場となることが教育の本質であるとも思う。どのように展開していくのかを問う。
また、教育の本質へのロードマップとして、「私たちが進むべき道の模索を行い、探求する学びの機会を創出する」ともしている。体制と時間軸を問う。
【答弁】 三豊市教育大綱の基本目標の一つに、「夢を抱き、可能性にチャレンジできる多様な選択肢と教育機会の提供」を重点項目に掲げ、三豊市教育方針においては、「多様な他者と協働し探求し続ける力の育成」と定めている。これこそが教育の本質だと考える。
多様な他者と協働するためには、学校の中だけではなく、校外でも価値観の多様性を理解し、新たな考えをつくり出していくことが求められる。また、探求し続けるためには、子どもたちが自分独自の軸をもって、現実の課題に取り組む中で、分野にとらわれず、主体的に学び進めていくことが求められる。
三豊市では、みとよ探求部の取り組みを始めている。自分の熱意と関心に基づき、身の回りの課題解決につながるテーマを設定し、計画を立て、地域の大人の手を借りながら、自力でそれを推進している。今後は、みとよ探求部を継続的に運営し、より多くの生徒を受け入れられる安定した体制を確立するとともに、より広く事業者と連携し、生徒の体験活動や協業先の種類、分野を充実していく。今後5年程度かけて、みとよ探求部の運営を通じて、地域に開かれた協業と探求の学びを整備していく。
次回は4件目の質問の報告をします。