会派「清風会」行政視察研修 報告(令和2年)・1

三豊市議会会派「清風会」の行政視察研修を、令和2年11月17日(火)~18日(水)の2日間、島根県出雲市と広島県庄原市で実施しました。

11月17日に出雲市役所において【縁結び定住課の取り組みについて】【シティーセールス事業について】【ふるさと納税について】の3件について、総合政策部 縁結び定住課から説明をいただきました。

出雲市は、島根県内で松江市に次ぐ2番目の人口175,000人をかかえる。恵まれた自然環境、交通基盤、産業、医療、福祉基盤を有しており、通勤時間1時間圏内生産年齢人口は24万人で、発展性の高いまちだ。また、縁結びの神様といわれる「出雲大社」等の歴史と文化の観光のまちであることから、全国から注目を集め、各種アンケート調査において「行ってみたいところナンバーワン」や、市区町村の魅力度ランキング中国地方で、倉敷市、尾道市に次いで第3位となるなど、さらなる魅力発信に取り組んでいる。

【縁結び定住課の取り組みについて】
出雲ブランド化推進・定住推進・縁結び(結婚対策他)・ふるさと寄附を所管業務として、平成26年4月に設置された。「出雲の真のブランド化」「定住促進・支援」「縁結び(結婚対策他)の2事業を絡めながら、出雲のシティーセールス事業として展開している。
●「出雲の真のブランド化」  『出雲ブランド力を高める』内への出雲の魅力再認識と外への出雲発信⇒大好き☆出雲!の心が定住に繋がる・たくさんのご縁を結ぶ
●「定住促進・支援」  『定住をいざなう』出雲を知ってもらって、好きになってもらって、定住を促進していく
●「縁結び(結婚対策他)」  『いいご縁がいっぱい』縁には色々なご縁がある、縁結びのお膝元「出雲」で、たくさんの良縁が結ばれることで出雲を発信していく
この3つのWORDがつながることにより、大きな効果が表れ、出雲市を全国へPRできるとともに、色々な縁を結ぶ「しごと」になると考えている。

【シティーセールス事業について】
事業概要は、出雲大社の「平成の大遷宮」による注目度の高まりを継続、発展、させるために、出雲の魅力を積極的に発信していく。市民・団体・行政がともに協力して、「げんき、やさしさ、しあわせあふれる縁結びのまち出雲」の実現を目指すために、幅広い分野での総合的な情報発信をしていく。
事業内容は、①出雲暮らし情報の発信 ②神在月出雲のPR強化 ③縁結びのまち出雲のPR強化 ④出雲ナンバー普及促進 ⑤著名人による出雲市応援メッセージ配信 ⑥「愛しきわが出雲」CD販売
に着手する。出雲市では現在、「出雲ブランド化推進市民委員会」を中心に、出雲の魅力を発信する合言葉と旗印を「大好き☆出雲!」と掲げ、出雲の真のブランド化に取り組んでいる。

【ふるさと納税について】
「日本の心のふるさと出雲」応援寄附として着手している。寄付額は4億円ほどで、寄附金充当事業の主なものは、教育・子育て、産業・観光、出雲の魅力情報発信(縁結び情報発信)、芸術・歴史・文化等である。
ふるさと納税の返礼品の発掘と、開発支援の取り組みは、年1回程度の事業者説明会に、ふるさとチョイスなどから担当者を呼んで商品の効果的な見せ方や、開発の研修を行っている。また、新事業者については、地元商工会議所などを通じて呼びかけを行っている。

地域の特徴と魅力を、そこに住む人自らが誇りと愛着、情熱をもって「大好き」になることが、なによりも大切であることを再認識した研修でした。