第4回 生涯学習推進計画策定委員会

今年度、三豊市ではこれから5年間の生涯学習を、どのような方向に拡大、浸透してゆくのかを定める、 「三豊市生涯学習推進計画」 の検討が進められています。
これまでの会の状況を、2月3日と4月20日付けのこの場に書き込んでいます。参考にご覧下さい。
11月22日(月)に、第4回三豊市生涯学習推進計画策定委員会が開催されました。
今回行われた協議は、計画に盛り込むべき三豊市ならではの課題を、誰もが気づくことができるように具体性を持って抽出することです。
この計画策定に当たっての基本的な考え方は、次のように考えています。
生涯学習とは 『生きがいづくり』 であり、そこで学んだことを自分だけのものとするのではなく、一人一人の学習成果を地域に生かすことによって、三豊市がひとつになることを目的とするものだと思っています。
(1) 生涯学習活動への参加を促進するための手だてとして、現状、参加者が高齢者と女性(特定の人たち)に偏っているのではないかとの意見から、若者の参加を増やすことが課題解決の切り口の一つになるのではないかとの提案がありました。
行政や公民館、図書館の他、各種団体にできることを考えるとき、先ず、生涯学習とは市民一人一人にとって何なのか、を気づいてもらう啓発活動があります。
次に、誰もが活動に参加したいときに気軽に行動できる、施設の充実と利便性が上げられ、市内全域の施設利用情報の提供が必要です。
(2) 学習成果を地域に生かすための手だてとして何があるのかは、有効な仕組みの一つとして、市全体から参加者を募るコンクールや大会などの、成果発表の機会を設けることがあります。
また、人材の情報の収集や活用は、すで “人材バンク” がありますが、十分な活用ができていないようです。
これを有効に活用するために、敷居を低くして特別な技能や特技を持たなくても、地域のために役立ちたい人の参加を募る方法が必要です。
たとえば、 『地域輝かせ隊』  『地域美しくし隊』 などが考えられます。
また、小学校の空き教室を利用した、文化・伝承遊びや、地域のみんなと一緒にとる学校給食の案もあります。
この動きの中から高齢者や女性のパワー、学校との連携の兆しが見えてくるのではないでしょうか。
(3) 三豊市がひとつになるために必要な取り組みは何かについては、生涯学習活動の拠点・中核を成す、公民館の位置づけは大きいといえます。
そのためには、7つの地区館とそれぞれの分館との連携が重要ではないでしょうか。
一館だけの取り組みではもったいない事業や、複数の館で行う方が効果的な行事など、運営に関する情報共有が必要だと考えられます。
たとえば、以前に視察研修した島根県松江市の 【コーディネーター制度】 は目標とすべき仕組みではないでしょうか。
公民館が生涯学習活動の幹となり、そこから枝葉が活き活きと茂り、市民に役立つ楽しい情報や活動を提供することで、三豊市がひとつになり、元気なまちになるよう導くのが、 「生涯学習推進計画」 なのだろうと思っています。
ここで協議されている内容を基にして最終案がまとめられ、来年1月中にパブリックコメントを経て、教育委員会へ提出されることとなっています。