香川県では、平成23年度から平成27年度までの5年を期間とする、 『香川県教育基本計画』 の策定が行われようとしています。
これまでの基本計画(平成17~22年度)の基本理念を継承しつつ、変化する教育環境の中で生じる新たな課題を盛り込み、検討が進められることとなっています。
8月18日(水)に、香川県教育委員会による 「地域教育行政懇談会」が、県仲多度合同庁舎において、善通寺市・観音寺市・三豊市・琴平町・多度津町・まんのう町の、それそれの教育関係団体代表と教育長の出席で開催されました。
私は、三豊市子ども会育成連絡協議会会長として参加しました。
県の示す 次期教育基本計画策定方針の “計画の対象範囲” として、現行計画の 「学校教育に関する分野」 に 「スポーツの振興に関すること」 と 「生涯学習に関すること」 を加えるとしています。
私は、これらの中に 人が育つ基本として 【遊び】 の有用性を、具体的に計画に加えて欲しいと提案しました。
たまたまですが、この会の数日後の四国新聞に、香川大学教育学部・松井剛太准教授の 【遊び】 をテーマにした記事が掲載されていて、我が意を得たりと手を打ったのでした。
以下、その記事の抜粋ですが、
「①遊ばない→②運動経験が不足→③運動嫌い→④動かなくなる→⑤動けなくなる、そして、①の遊ばない、に戻っていくという悪循環に陥る。この場合運動よりまず遊びであることが分かる。早寝早起きの子どもは活動量が多いことが分かっている。つまり、 【遊び】 の素地はきちんとした生活習慣だといえる。子どもの生活習慣を整え、遊びたくなる気持ちを持たせてあげよう。」
とありました。
集団の中で 【遊ぶ】 ことで社会性が育まれることも言われ続けています。
現行の 『香川県教育基本計画』 の目的キャッチフレーズの、 “かてい・がっこう・わがまちの連携で育てよう 明日を担う子どもたち” 、そして、そのための人づくり行動目標 “夢に向かってチャレンジする人づくり” を、さらに進化させた 『次期教育基本計画』 がまとまることを期待しています。