これまでの経済成長や社会通念の変化によって、地域社会の中で普通に行われていた 【地域内での 「助ける」 「助けられる」 という 「助けあう」】 つながりあう力が弱くなってきました。
一般的に 「社協」 と呼ばれる 「社会福祉協議会」 は、地域福祉の原点である 「助けあう」 を日々の活動に活かし、地域になくてはならない存在となっています。
社会福祉法人である 「社協」 は、社会福祉法第109条で一市町村に一つ設置される営利を目的としない民間組織として位置づけられており、“地域福祉の推進を図ることを目的とする団体” と規定されています。
「社協」 の職員は地域福祉の推進役として、介護や障害者、子育てなどの支援に対して、各業務ごとに専門性を活かした活動を行っています。
その活動の原資と使途は、
・ 三豊市から人件費や組織運営に係る補助金として、H22年度で1億円ほど
・ 市内の全世帯からの500円/戸の会費は、その内300円を地区社協の活動費として還元
・ 香典返しは、旧町ごとの寄付金の内7割をそれそれの地区社協に再配分
・ 赤い羽根募金の寄付金は、市内のボランティア活動団体への補助金として分配
などとなっています。
「社協」 の存在が、地域社会に溶け込んでいる余り、その価値や目的が私たちの意識の中で希薄になっていて、その説明が手薄になっていたことに、ある市民の方のご指摘で気づきました。
“地域福祉の推進を図る” ためにも私たちの生活と共にある 「社協」 を、三豊市民の皆さんにしっかりと理解していただけるように努めることは、無用な誤解を生まないためにも、効果的な活動の支援としても、とっても重要なことなのだと思っています。