三豊市議会の6月定例会で、私の行った一般質問 「市民力によるバイオマスタウン事業の支援策について」 と 「医師確保のための奨学金制度について」 の2件について、報告をします。
今回は、1件目の 「市民力によるバイオマスタウン事業の支援策について」 です。
【質問】
三豊市は本年度、香川県で唯一のバイオマスタウンの認証を受けた。
市の創ったバイオマスタウン構想書には、竹を資源として利活用する計画の他、市民活動の事業についても触れられている。
市民力による活動の具体例として、 『三豊菜の花プロジェクト』 の活動がある。
菜の花栽培によるカーボンニュートラルの資源循環型社会を目指すもので、休耕田などで菜の花を栽培し、菜種油を搾り、地域で消費し、廃食用油を回収し、バイオディーゼル燃料(BDF)を精製し、それをコミュニティバスやごみ回収車、農業機械等で使用するという、資源が地域の中で循環する仕組みをつくる取り組みだ。
この事業主体は市民がつくるバイオマス推進団体で、農業事業者ではないが、菜の花栽培地を拡大することで結果として耕作放棄地・遊休農地の利活用で、農地管理保全の活動をすることとなっているの。
農業事業者ではないが農地を管理保全することで、 “循環型社会 三豊” を目指すバイオマス推進市民団体に対する、農業機械確保などの支援策及び、市民力による活動を後押しする施策の考えを問う。
【答弁】
『三豊菜の花プロジェクト』 が取り組む、地球に優しい循環型社会の構築を目指す活動は、三豊市が目指している循環型社会構築による低炭素社会構築の方針と一致するもので、大変有意義な地域住民の活動だ。
三豊市としても高く評価しており、バイオマスタウン構想書の中でも、 「菜の花プロジェクト・三豊モデル確立事業」 として、明確に位置づけている。
具体的な支援策は、建設経済部が所管する制度が有利だと思われる。
市民団体が自ら農地を借り受けて農業者となり、耕作放棄地や遊休農地をを活用し、菜の花を栽培し、菜種油をとり、地域で消費するといった営農活動に対しての制度だ。
国の耕作放棄地再利用緊急対策交付金事業もその一つで、県の関連事業とあわせると、耕作放棄地の解消に対する助成に加え、農業機械の購入にも利用可能となっている。
また、市の基金事業とも組み合わせることで、バイオマス推進市民団体の活動支援策になると考える。
色んな市民活動に対する市の支援策、支援の姿勢については、前向きに支援ができる体制を構え、制度の中でしっかりと対応を考えてゆく。
バイオマスタウン構想は市の大きな政策でもあり、政策部が窓口となりそれそれの制度の利用は、各部署との連携をとりながら行ってゆく。
一件目の質問の報告は以上の通りです。