本年10月から、たばこの大幅値上げが行われます。
主要銘柄で、300円のもののが410円となります。
このことが自主財源としての 「市町村たばこ税」 の税収に、どれほど影響を及ぼすのかを、ある会の談話の中で、今更ながら気づかされたのでした。
私自身がたばこを嗜まないために身近な問題として感じていなかったことから発し、そのことが自主財源としてのたばこ税に対する影響予測に鈍感であったからです。
三豊市税収のの4~5%にあたる 「たばこ税」 をきっかけとして、自主財源の税収約75億円について、しっかりと勉強を始めようと考えています。
先ずは、三豊市の 「市町村たばこ税」 ですが、その推移は、
平成18年度 3億68,000千円、19年度 3億60,000千円、20年度 3億34,000千円、21年度 3億17,000千円となっていて、三豊市発足後の4年間で51,000千円減となっています。
予測される要因は、市民の健康意識の広がりによる喫煙者減と、タスポカード導入等のたばこ販売体系の変化が考えられます。
ちなみに、全国の自動販売機での売上金額推移は、平成8年の導入時に1兆7,000億円あったものが、平成21年には6,000億円となっており、なんと1兆1,000億円の減で3分の1程度に激減しています。
三豊市内の購買行動も地元商店の設置した自動販売機から、コンビニエンスストアー等の手軽な所に移行しているのが明らかとなっています。
この社会における 『たばこ』 という 『商品』 に対するとらえ方や見方、考え方、そして価値等を重ね合わせ、自主財源としての 「市町村たばこ税」 の税収増を考えたいと思います。
その考えの中には、疲弊した地元商店に対する購買を取り戻す支援策も、忘れてはならないことなのだと思っています。