平成29年第1回三豊市議会定例会における私の一般質問は、「公民館と図書館の連携による地域コミュニティー拠点の充実について」と「公民館を核とした地域学習と幼児教育の連携・融合について」の2件でした。
今回の報告は、1件目の「公民館と図書館の連携による地域コミュニティー拠点の充実について」です。
【質問】
三豊市では、地域内分権への挑戦が進められており、まちづくり推進隊のNPO法人化など、地域性を活かした活動が展開されている。一方、地域活動拠点ともいえる市民センター化や地区公民館と各地区の図書館の公共施設利用には、なお一層の工夫が求められると感じる。いずれにしても、アンチコンパクトシティ―を目指す三豊市としては、地域活動拠点の充実のあり方はまちづくりの重要な課題だ。
地域拠点となるのは行政的役割の支所と、市民の日常の活動に身近な公民館と図書館がある。平成29年度施政方針にある『多極分散型田園都市』をどのような施策をもって実現していくのかについて、支所の市民センター化の現状と今後の計画を問うとともに、公民館と図書館の一体化による地域コミュニティー拠点となる複合機能整備の考えを問う。
【答弁】
三豊市は、コンパクトシティ―は目指さず、このまちの持つ豊かな自然と共生して、広くゆったりと暮らすライフスタイルの田園都市を目指してきた。住み慣れてしまい、気付かないがすでに豊かな環境の中にあると思う。
市民センター化については、公共施設再配置計画に基づき、原則的には支所周辺の建物を活用した機能複合化を想定している。高瀬町地区は『みとよ未来創造館』を拠点とし、三野町地区はJRみの駅前に機能複合化し、他5町地区は支所周辺を拠点とし、市民センター化する。
公民館と図書館の複合機能整備は、ハードのみならずソフト部分での複合化を進める。市民センターも含め公民館、図書館が一体となった地域コミュニティー拠点の充実を図る必要があると考える。平成28年度に図書館再編整備基本構想ができ、平成29年度に基本計画を策定する予定だが、市民の声をより反映できるよう、ワークショップをぜひ取り入れて策定したい。また、公民館についても、今後の方向性を検討すべく調査研究を予定しており、複合機能についても検討したい。
公民館と図書館の連携は当然大切なことであり、いろんな館相互の情報共有・発信をしながら、市民の力も借りながら機能を高めていきたい。
次回は2件目の報告をします。