平成28年12月定例会一般質問報告・1

「その年のことはその年のうちに」と思っていたのですが、何かと考え事がありまして、その年のうちに手がついていないことがありました。平成28年12月定例会における私の一般質問2件の報告ができていませんでした。

遅ればせながら、平成29年の正月も終わったこともあり、心新たに旧年中の報告に取り掛からせていただきたいと思います。先ず今回は、一件目の「女性が輝くための子育て支援事業の一環とした、就業相談事業の実施について」です。

【質問】

先般(平成28年9月28日)に開催された『ゆるキャリ座談会』という、子育て中の女性を対象とした就労支援勉強会を見学した。主催は、県内のNPO法人で、一般財団法人地域活性化センターの助成を受け企画された事業だ。私が特に驚いたのは、子育てのために働くことから離れている女性の能力のすばらしいことだ。参加した企業からは、優秀な人ならば短時間勤務など希望者の要望に応えた就労環境を整えてもいいとの声が上がるほどだった。このような機会がなければ出会うことのなかった企業と人が、この勉強会を通してつながることができたのだ。

この日参加した女性たちが、この勉強会を何で知ったのかが興味深いもので、幼稚園や保育所で配布されたチラシを見て申し込んだ人がほとんどだったそうだ。地域活性化センター事業の助成事業ということで、市が幼稚園や保育所にチラシを配布することを手伝っただけで、就労情報が届き効果があったのだ。

そこで提案だが、子育てのために働くことから離れている女性が利用する、市内の子育て支援センターやつどいの広場事業の子育て支援事業の一環とした、就労相談事業の実施の考えを問う。

【答弁】

現在、市では子育て支援課に母子・父子自立支援員を配置し、ひとり親家庭に対しての就職支援等は行っているが、子育て世代の育児と両立できる仕事等の相談に対しては、ハローワークの仕事と子育ての両立がしやすい求人情報の提供を行う、”マザーズコーナー”へつなぐ対応となっている。

第2次三豊市男女共同参画プランが平成30年3月に終了するため、平成29年度中に第3次プランを策定する予定としており、これにあわせて女性の職業生活における活躍についての推進計画も策定する予定にしている。対策の一つとして、若い女性に焦点を当てた施策を考えていきたい。これを進めていく中で、女性の声を聞くことは非常に大切だと考えており、政策部及び健康福祉部と協議し十分検討していきたい。

議員提案の、子育て支援事業の一環とした、専門家に就業相談事業を委託実施できないかについても、労働不足時代の有力な潜在労働力の存在であるともいえ、この計画の中で必ず考えていく。

 

次回は、2件目の「待機児童対策としての保育施設利用者支援について」の報告をします。

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