平成22年度豊中幼稚園入園式

昨日の桑山小学校に続いて、今日4月8日(木)は、三豊市立豊中幼稚園の入園式が行われました。
94名の入園児のみなさん、ご入園おめでとうございます。
今日からみなさんは豊中幼稚園の子どもです。
先ほど大きな声で元気よく 『豊中幼稚園園歌』 を歌って迎えてくれたお兄さんやお姉さん、一緒に入園したお友達と仲良く楽しくしてください。
食べることはとても大事ですから、必ず朝ご飯をしっかり食べてバナナのような大きなウンチをして、休まず幼稚園に通ってください。
保護者のみなさん、お子さまのご入園おめでとうございます。
一つだけ、私からお話ししたいことがあります。
私自身の子育て体験のお話です。
私には、専門学校に通う娘と、高校3年生の息子がいます。
ちょうど今日入園式を迎えたお子さんくらいの時でした。
家族で一つの約束をしました。
それは、家に帰って上がるときは 「くつをそろえる」 ということでした。
特別なことでもなく、当たり前のことや、ちょっと気をつければ誰にでもできるような些細なことは、ともすれば日々の意識から消え、忘れられていることが多いのです。
そのような、少し気をつければ誰もが簡単にできる、普通のことを約束事に定めたのです。
私は、紙に 「くつをそろえる」 と書き、玄関に貼ったのです。
今もそれは、我が家の玄関に貼られています。
どうでも良さそうなことほど、誰もがやれそうでやらないから、やり続けることそのものに意味があるのだと言うこと。
そして、なによりも、決して特別なことをするのではなく、日常のやるべきことをやり続けることのかけがえのない程の大切さ。
このことを気づかせることが、子育てであり教育なのだと、私はようやく今になって気づき始めたのです。
これが、私が保護者のみなさんにお伝えしたかった、唯一のことです。
94名の入園児のみなさんが、健やかに成長しますことを祈り、お祝いの言葉といたします。
伝えたいことが伝わったのだろうか。
文字と言葉では、伝わり形の質がちがうのは十分知っているつもりです。
言葉の力を信じようと思っています。