源平駅伝で交通規制のかかった、高松サンポート近くの浜街道沿いに、アルファあなぶきホールがあります。
レース時間と重なったため、近くの駐車場が満車で、2月21日(日) 13:30からの開催の研修会に大幅に遅れて、途中入場となってしまいませた。
“(財)明治百年記念香川県青少年基金” と “香川県” の主催で、そして “県教育委員会” の後援による、<「遊び」で育てよう!子どもたちの生きる力>の研修会に参加しました。
今回の研修テーマである 「遊び」 に対して県と県教育委員会が、 「遊び」 が持つ『人を育てる力』と、その『担う役割の重大さ』に目を向け、正面から取り組もうとしていることに驚いています。
講演は、子ども自身が 「遊び」 をつくる場である 「冒険遊び場(プレーパーク)」 の活動を30年前から行っている、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会副代表の天野 秀昭さんです。
「子どもの力を引き出す遊びの魅力」 と題して、日本初の常設のプレーパークである 「羽根木プレーパーク」 で関わってきた子どもたちから気づかされた遊びの魅力のお話でした。
“「遊び」は生きることそのもの。
「遊び」を通して、こどもたちはいろいろな人との『かかわり』を学び、結果として、子どもにコミュニケーション力が生まれる”
という持論のもと、束縛せず、思い切り遊べる場づくりに取り組んでいる、体験と実践から得られた信念に基づいた講演でした。
シンポジウム(意見交換会)は、「子どもを育む環境としての大人の役割」をテーマに、清國 祐二さん(香川大学生涯学習教育研究センター所長、栗林プレーパーク主宰)をコーディネーターとして、シンポジストに天野さんと竹森 康彦さん (かがわあそびの学校代表、かぐや姫プレイパーク主宰)で進められました。
参加者からも様々な意見が出され活気のある意見交換会となりました。
大人の役割として、「遊び」 に夢中の子どもたちを見守るなかで、子どもだけの集団では「子どもを育む環境」とはならないと言うことで、そこには彼らを人として認めることのできる、大人の存在が欠かせないのです。
子どもたちにとって、 「追いかけられる大人の姿が必ず存在しなければならない」 との言葉には、現状の社会が見失っている本質的なヒントを得た思いでした。
三豊市にプレーパークをつくる活動も、新たな青少年健全育成の取り組みとなると感じています。