代表質問3件目の「社会的包摂政策における市民センター化の目指す方向について(子育て・若者支援相談拠点として)」を報告をします。
【質問】
日常的に市民に寄り添う子育て・若者支援相談拠点は必要であり、子育てに悩む保護者への傾聴や、生きにくさを感じる若者への支援など、細やかな対応ができるように、支所の市民センター化に、子育て・若者支援相談の機能を加えることを提案する。
乳幼児期からの発育に関する専門的なかかわりは、子どもはもちろん子育てに悩む保護者にとっても重要だ。保護者にとって、相談することに対する敷居が高く、行動しにくい現状があるとともに、健診で接する保健師や保育の現場の先生も適切な対処に手が回らず、苦しい思いを抱え込んでいると聞く。
市内には、子どもや保護者の声を聴く専門的な研修を続けている市民団体が、設立されようとしている。市民力を活かした、子育て・若者支援相談拠点としての、市民センター化の考えを問う。
【答弁】
子育てに悩む保護者や生きにくさを感じる若者が増えてきており、子どもの貧困問題は、そのようなリスクの連鎖が世代を超えて引き起こしていると感じる。市民センター化に誰も排除しない社会の構築を目指した体制づくりは重要だ。
生活困難な事象では、対象者の抱える問題の分野が異なり、縦割り的救済となっており、包括的なフォローができないこともあるため、縦割り的でない、市民力を活かした組織ができないか、また、センターの中に福祉の拠点となる部分の存在も重要なことであるため、今後検討を深めていきたい。
さらに、専門的な研修を受け、資格を持った市民の集団やNPOの団体であれば、行政としても力を借りたいので、意見を交換しながら前向きに検討していきたい。
3件目の報告を終わります。