三豊市議会の議会人事で議長等の選出で調整がつかず、やむなく啓明会を脱会し、新たな会派「明政クラブ」を4名で結成しました。予算議会でもある3月議会は、例年会派の代表質問が行われており、「明政クラブ」から質問に立ちました。通告していたのは4件で、1件ごと報告をしていきたいと思います。
1件目 「積極的な民間活力の導入について」
【質問】
1年前の平成27年度施政方針において、「市民やNPO、民間事業者ができる公共サービスは積極的に開放していく」とあった。平成28年度施政方針でも、合併10年にあたり第2ステージへの三豊のまちづくりに向け、これまでに増して「公有財産や公共サービスへの積極的な民間活力の導入など、徹底した未来志向のまちづくりを進める」とある。
積極的に民間に開放したことによるこれまでの成果、効果とは何か。また、これまで以上に踏み込んだ取り組みを行う方向のようだが、その進め方とどのような分野を対象とした事業をもって展開するのか。そして、市民合意のための民間活力の導入の指針の策定の考えを問う。
【答弁】
これまでの成果、効果は、高瀬南部保育所の運営委託、南部火葬場の運営委託、南部給食センターの運営委託をはじめとして、公共施設の専門企業への指定管理である。また、まちづくり推進隊への公共サービスの開放は、不動の滝コミュニティセンターの指定管理に始まり、詫間でも2か所がその方向に向かっており、多くの公共サービスへの効果を生んでいる。これまでの取り組みを、市民により一層理解してもらいながら、子育て支援や健康福祉をはじめ、可能性のあるものについては、限定することなく全ての分野で進めたい。
行政が持つ絶大な信用力と民間事業者が持つ柔軟な発想に基づく、より質の高い公共サービスを提供し、最終的には補助金が無くても成り立つ枠組みを持つ公共サービスが増えていく方向を目指す。
指針の策定は、今のところ予定していないが、施策を進めていく中で市民合意が大変重要であるので、先進自治体等の事例を参考に、研究しながら議論をしていきたいと考える。
1件目の報告を終わります。