超会派議員団の行政視察研修報告・3

宮古島市における行政視察研修報告の最後は、「農業生産法人栄福果樹園」と「宮古製糖(株)伊良部工場」の2か所の訪問についてお伝えします。

1.栄福果樹園は、「平成18年度強い農業づくり交付金(経営構造施設等整備)」を受け、高生産性農業用機械施設として、マンゴー栽培をしています。果樹温室7,200㎡で、総事業費83,475,000円(負担割合は、国費:53,000,000円、県費:10,600,000円、事業主体:19,875,000円)です。現在は、増設した施設増設を併せ、15,000㎡ほどのハウス栽培を行っています。経営は、宮古島市議会議員でもある嵩原さんが行っていて、通信販売による消費者への直販を主な販路としています。このような農業が可能になったのは、地下ダムの完成による農業用水の安定供給が可能となったからです。

2.宮古島製糖(株)伊良部工場は、宮古島にある3つの製糖工場の一つで、最も多い黒糖生産をしています。サトウキビ収穫期の12月から4月の5か月間操業(約100日)します。操業休止期間は、来期に向けての機械整備を行います。年間50,000~60,000tの原料を受け入れ、伊良部地域の雇用の場であり、基幹作物のサトウキビ加工拠点として重要な役割を担っています。

 

以上で、3回にわたっての会派を超えた議員団による行政視察研修の報告を終わります。

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