「人の話を聞く」ことのできる人を育てる

桑山放課後児童クラブの指導員の何人かは、長く子どもを対象にした絵本の “読み聞かせ” ボランティア活動を行ってきました。
旧高瀬町の有志で結成された、『げんきのき』 というグループで活動しています。
私は、幼少期の子どもたちの心の成長のためには、「人の話を聞く」ことが楽しいと感じる体験が欠かせないと、以前から気づいていました。
子どもたちの成長の過程には、“聞く” “話す” “読む” “書く” “計算する” “創造する” があると言われていますが、その中でも 「人の話を聞く」ことのできるのが、一人前の人を育てる第一歩なのだと思っています。
“聞く” ことによって、乾いたスポンジが驚くような量の水を吸う様に、真っ白なカンバスが様々な色に彩られるように、子どもは我々の理解を超えて、如何様にも変化し成長するのです。
12月6日(日)に、 『げんきのき』 のクリスマスコンサートが、豊中町芙蓉の里館の音楽室で行われました。
いつもの年は、高瀬町農村環境改善センターで行っていましたが、改修工事のため今年はこの施設での開催となりました。
50人ほどの子どもたちとその保護者は、わずか一時間程のコンサートでしたが、実に静かに聞き入っていました。
桑山放課後児童クラブの安定した保育環境は、指導員の信じる “「人の話を聞く」 ことのできる人を育てる” 大切さを実証しているのだと、最近つくづく感じているのです。