三豊総合病院のコンビニ診療対応

三豊市議会議員全員による、全員協議会が平成28年1月18日(月)に開催されました。協議の案件は、三豊市と観音寺市で設置している三豊総合病院のコンビニ診療対応で、この病院を運営する三豊総合病院企業団議会で、昨年より審議され承認された<軽症な患者の時間外特別料金『時間外選定療養費』>を、本年4月から実施しするとの説明でした。

三豊総合病院は、中讃医療圏から愛媛県東予地区の二次・三次救急医療機関として唯一の地域救命救急センターを有し、24時間365日体制で地域住民の生命を守っています。ところが、現在、時間外において、緊急性の低い方が時間外に受診しているため、本来の緊急・重篤な患者さんへの対応に支障が出ています。また、医師や看護師の疲弊も問題になっており、医療の崩壊の一因にもなりかねない状況となっています。

<軽症な患者の時間外特別料金『時間外選定療養費』>の実施は、緊急性を要しない受診者に一定の金銭的負担をしていただき、コンビニ診療を抑制することにより、医療機関の機能分担化を図り、地域医療の安全で質の高い水準を確保するための一つの手段です。

【対象となる方】

緊急性が低い患者さんで、夜間・休日の救急外来の受診を希望されるかた(救急車での搬送も対象となる場合があります)  ●運用開始:平成28年4月1日(金)17時  ●負担額:診療費+5,400円(税込)

【対象とならない方】

1.医師が緊急な診療を要すると判断した患者さん   2.他の医療機関からの診療情報提供書(当日救急外来受診のための紹介状)を持参した患者さん   3.診察後入院(転院)となった患者さん   4.当院で当日受診があり、症状が増悪して時間外に受診した患者さん   5.当院医師より予定の注射、処置のため救急外来受診を支持された患者さん   6.15歳未満(満15歳に達した日以降の最初の3月31日まで)の患者さん

報告の中で、これまでの実績として救急患者の3/4は軽症であるとのことを聞き、必要な医療が本当に必要な人の下に届くよう、さらに実態把握をしていかなくてはならないことを痛感しています。

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