11月13日(金)から20日(金)までの8日間、三越高松店で 「香川の伝統的工芸品展」 が開かれています。
昨年までの数年間続けて、父と時間をやりくりして 『さぬき岡本焼き』として出品し、陶芸品の販売と実演を行ってきました。
残念ながら今年は父が亡くなったために、実演者が私一人となってしまい、展示会の間、毎日朝から夜までずっと張り付くわけにいかず、出品を取りやめざるを得なくなりました。(本音のところ、来年1月の市議選の準備もあり・・・・・)
毎年、師走の12月を目前にしたこの時期に催されることもあり、“干支” がいつも大人気で、お客さんに喜んでいただいていました。
昨年のこの時に出品した今年の干支の『丑(うし)』も、大変好評で相当な数が販売され、今年出品予定だった来年の干支の『寅(とら)』も、二匹目のドジョウを目論んでいたのですが、常連のお客さんには、申し訳なく残念に思っています。
ただ、寅年といえば香川の伝統的工芸品には『張子の虎』があり、父と仲良くしていただいていた三豊市仁尾町の真鍋のおじさんが毎年出品しているので、きっと大人気となるだろうと期待しています。
三豊市には他に、仁尾町の三宅さんと三野町の田井さんが伝統を受け継ぎ制作に励んでいて、市挙げて地元の伝統工芸品である『張子の虎』を、干支の縁起物として販売支援を行っています。
干支という日本人の生活文化に溶け込んだ風習に、既に完成された地域の商品を絡めることによって、少ない経費で確実な効果を見込める手段で、話題性と共に活力にも繋がると思います。
香川県内にある伝統的工芸品が、不況の地域経済を足元から見つめなおすきっかけとなることを願い、「香川の伝統的工芸品展」が、近年で最高の売り上げを計上することを祈っています。
私も合間を見て、猫とも虎とも判断しかねる干支の『寅』の作成に取り掛かっているところです。