三豊市子ども会育成連絡協議会は、三豊市の誕生と併せ発足し10年になるとともに、私が会長となって8年目を迎えています。前任者から引き継いだ行事をこれまで継続してきました。この間、このままでよいのか?もっとやるべきことがあるのではないのか?何とかしなくては?といった、焦りにも近い不安感を引きずり続けていました。そして、子ども会活動の本来の目的と役割を、見える形で表現するすべを悶々と模索し続けてもいました。たまたまですが、今年は地方創生元年といわれています。この機運に便乗し、三豊市に相応しい子ども会を目指し、改革を進めようとしています。
9月15日(火)に開催された、本年度3回目の三豊市子ども会育成連絡協議会 役員・理事会で、私の子ども会に対する考えをお話させていただきました。
全国の各地で豪雨や火山の噴火等の天変地異が続発しています。私たちの住むこの地域はなんと安全で安心なところなのだろうとありがたく思います。しかし、そのことで逆に危機や危険に対する心の備えが疎かになっているのではないかと感じています。その証拠に、全国で交通事故数・死亡者数ワーストワンがあります。安全安心であるがゆえに危機管理と危険予知能力が欠如しているからだと考えられます。
子ども会の目的は 『地域で子どもを育てる』 ことです。地域の中で地域の人とともに取り組む子ども会活動をとおして、創造力や危険予知能力、コミュニケーション力などの‟生きる力”を養っていくのです。子ども会活動は、いなよく言われる‟ライフスキル教育”そのものだといえます。私は、子ども会活動は‟生きる力”を養う 幹 であり、学力は 生きる技を身に着ける 枝 であると考えています。
このまちの自然や風土に相応しい子ども会を育成すべく改革していかなくてはなりません。子ども会活動に「やらされ感」があったのでは、子どもも保護者も、地域にとっても不幸です。楽しく活動していたら、気が付けばたくましく成長していたと喜んでいただける、子ども会にしなくてはなりません。たくさんの率直なご意見をお聞かせいただき、ともに変えていきましょう。
市内の全ての子ども会の指導者に皆さんにアンケートをお願いします。一歩踏み出します。