「三豊菜の花プロジェクト」は、3年目の種まきを向かえ、いよいよ本格的に動き始めています。
何度かこの場でプロジェクトを題材にしてきましたが、改めて原点を見つめるjことにして、この事業の目的を再考したいと思います。
平成19年の1年目の取り組みのまとめとして、『香川ボランティア・NPOネットワーク』が出した、“菜の花プロジェクト「三豊モデル」確立事業 調査報告書”の文章をお借りします。
【本事業の目的(3段階のライフサイクル)】
「菜の花プロジェクト」は、休耕地で菜種を生産し菜種油を搾油して、地域の学校や家庭で食用油を使い、また油粕は地域の肥料として使う。
その廃食油を原料として農業機械や公共交通を動かすという地域内での循環を想定している。
一方で基本的にカーボンニュートラルのバイオ燃料は、燃焼によるエネルギーを発生するときにCO2を発生するが、畑で油脂植物として生育するときに再び大気の中のCO2を取り込んで固定するという循環と共存している。
本事業では、「菜の花プロジェクト」の循環するライフサイクルを ①原料(廃食油)回収から燃料精製まで、 ②精製された燃料の使途、 ③遊休地利用による菜の花栽培による植物油の供給の三つのシナリオに分けてそれぞれの実現可能性を、現状分析、課題の整理、対策の考察にいたるまで具体的に探る。
なのです。
さて、今年の栽培地状況は、三豊市に止まらず観音寺市にまで飛び出して波及しています。
・三豊市 詫間町 20a
・ 山本町 7a
・ 財田町 11a
・ 高瀬町 25a
・ 三野町 34a
・ 豊中町 32a
・観音寺市 23a
となっており、昨年の60a程に対し152aと大幅に拡大しています。
それぞれの栽培地で予定を立てて種まきが進められています。
豊中町の32aの内20aは私が責任者で、10月25日(日)の午後2時から種まきをする予定です。
他の12aは、農地・水・環境保全活動組織の『勝田池笠田地域保全活動組織』が取り組むこととなっていて、10月24日(土)?の予定とのことです。
皆さん、お時間がございましたら是非種まきにご参加ください。
目印は、 「三豊菜の花プロジェクト」 の黄色い旗です。
今年の秋から新たな挑戦が始まります。
「三豊菜の花プロジェクト」 は、本格始動です。