9月議会の一般質問報告・2

月が替わりましたが、9月定例会の一般質問報告を前回に引き続きお知らせします。
今回は、2件目の 「空家廃屋対策について」 です。
【質問】
昨年の12月議会で、今回と同様の質問をしました。
あれから半年以上の時が過ぎており、その後どのような検討と対応をしたのか、その成果を問います。
その時の質問で私は、
「人口減少が著しい中にあって、市内全域で居住者不在の空家や、管理放置された廃屋が多く存在しており、今後さらに増加すると予測される。
現況における行政としての対応と考えとともに、新たな政治課題としての認識を問う。」
としました。
これに対して市長は、
「市内の自治会において、治安、倒壊による危険、景観など、大きな問題であると認識している。
だが、私有財産の権利は憲法や民法で保護されており、現時点では、それを処分することは行政としても困難である。
重要な政治課題であるとの認識において、近隣住民、警察、行政などが廃屋対策に取り組みやすい環境づくりをするために、指導、勧告、措置命令、緊急措置などの条例制定が可能かなど、調査・研究を進める。」
と答弁しています。
権利と責任があるように、所有権があるなら管理責任も問われるはずです。
以後の調査・研究の成果を問うと共に、実態調査実施の有無を問います。
【答弁】
詫間議員の12月の一般質問から、部内で手順や調査のための財源を検討してきました。
このたびの緊急雇用の補助制度を有効に活用し、実態調査を平成22年度に実施すべく、事業計画書を県へ提出したところです。
条例制定は、実態調査の結果資料を基に、所有権、管理権を確認し、市がどのような分野で地域の安全・安心や環境美化などに取り組めるのかを検討します。
具体的に、不適正な管理状況にある所有者、管理者に対して条例などにより規制や勧告、命令できるかについても、さらに一層具体的に検討をします。
空家廃屋対策は、全国的な政治課題となっており、三豊市でもようやく動き始めました。
これで9月議会の一般質問報告を終わります。