徳島県三好市(旧池田町)のレストラン 『太陽がいっぱい』 のオーナーである久保さんが中心になって運営しているルネサンスの会本部が、このレストランを会場に “第1回菜の花・交流会” を開催しました。
開催日のこの日9月3日(木)は、主催者の久保さんの都合などお構い無しに、一緒に三豊市から参加した詫間町の料理研究家である前山さんの都合(わがまま)で決められたようなものですが、三豊菜の花プロジェクトからは18名が参加し、私も機嫌よくプロジェクトの一員として同行しました。
到着して店内に入って、ビックリ!
30人くらいのこじんまりとしたお楽しみ会位に思っていたのですが、三豊市の参加者も含めて80人を数える立派な交流会となっていました。
参加団体や所属は、三豊菜の花プロジェクトの他、徳島県から県庁農林水産政策部、三好市から産業観光部の行政関係者など、徳島県内で活動しているグループで、上勝町・菜の花倶楽部(廃食油の全町回収)、阿南・菜の花フレンド(菜の花でまちづくり)、池田博愛会・セルプ箸蔵(菜種油の搾油施設・みよし菜の花プロジェクト)、徳島県立三好高等学校(搾油の試験研究・みよし菜の花プロジェクト)です。
そして、耕作放棄地の再生に協力する、(株)四国クボタ(クボタeプロジェクト・1クール支援)、みよし菜の花プロジェクトの関係者の皆さんでした。
ルネサンスの会本部の久保さんを中心に、菜の花を核として、菜種収穫の後の7~10月の4ヶ月の間“いやそば”を作付けし、収益に当てようとするなど様々な農地再生の可能性を探っています。
標高700mを超える位置にあり、もう少し行けば雲辺寺にという中腹にある菜の花栽培地は、かつて、この地域で行われた32億円の国費を投入した国家プロジェクトの成れの果てなのです。
巨人がしでかし、ほうり出した耕作地を、今、アリのような小さな地域市民の仲間のエネルギーが再生しようとしているのです。
三豊市にも活用できる事例の多くを学ぶことのできたことと、可能性をあきらめないことの大切さを改めて気づいた刺激いっぱいの一時でした。
黄色は幸せの色です。
菜の花をいっぱい咲かせ、三好市と三豊市の大地のカンバスに黄色に塗り込められた風景画を描くのだと、進むべき方向を判然としてくれる交流会でした。
私の住む三豊市豊中町桑山地区に、この秋菜種を2反ほど蒔きます。
9月8日(火)夕方に、その栽培地に三豊菜の花プロジェクトの看板を立てる予定です。
三豊菜の花プロジェクトは、みよし菜の花プロジェクトと共に本格始動を始めます。