8月8日(土)から10日(月)の3日間、高松テルサを会場として、特定非営利活動法人 日本教育カウンセラー協会主催による 『教育カウンセラー養成講座』 があり、世間の大雨騒動にもかかわらず、缶詰状態で受講してきました。
この間に、大雨洪水警報に対処していた皆さんには、感謝申し上げます。
私が参加したのは初級講座で、
8日の午前中の3時間は、名城大学教授 曽山和彦氏の「構成的グループエンカウンター」、午後の3時間は、元広島県立宮島工業高校教師で上級教育カウンセラーの朝倉一隆氏の、「絆と心を育てる生徒指導」。
9日は、青森明の星短期大学客員教授 國分久子氏の「問題行動の理解と対応」と、東京成徳大学副学長 國分康孝氏の「教師に必要なコミュニケーションスキル」。
最終日の10日は、愛知教育大学教授 坂柳恒夫氏の「キャリア・ガイダンス・カウンセリング初級編」と、東京学芸大学教授 河野義章氏の 「授業に生かすカウンセリング」。
このような講義内容での、延べ18時間の有意義な受講研修となりました。
教育カウンセラーとは、子どもたちの成長の過程で経験する、学習や進路などに関する問題を解決するためのもので、治療的カウンセリングとは異なります。
その異なる点は二つあります。
一つは、個人だけを対象とするのではなく、学級などの集団をも対象とすることです。
もう一点は、「治す」ことよりも「育てる」観点に立った支援を目指す点です。
この意味から、私にとっては、桑山放課後児童クラブのこれからの運営のためにも、子どもたちがこれから遭遇するであろう様々な問題に、大人としてどのように関わってゆくべきなのかを考えるよい機会となったと思っています。
人は、とにかく色んな人と関わり合わなければ人として生きてゆけない、という事実があります。
私たち大人に託されているのは、子どもたちが成長する過程で出くわす現実に立ち向かい、対処する力を養うことができるよう導くことだと思うのです。
私は、子どもたちにとって、人はいかに生きるのかという“生き方”や“人生設計”をめぐる教育が、今、最も必要な課題だと考えています。
子どもたちを導くための『教育カウンセラー』の価値の意味を確かに感じた3日間でした。