6月議会の一般質問報告・2

前回に引き続き、6月議会の一般質問の2件目の報告です。
『放課後児童クラブ(学童保育クラブ)の現状と方針について』 をお届けします。
【質問】
保護者が共働きや一人親家庭の子どもたちの放課後の安心、安全な生活環境確保のために設立された放課後児童クラブは、保護者にとっても子どもたちにとっても欠くことのできない施設です。
市が本年4月1日から市内全域に設けた放課後児童クラブには、公設公営と公設民営があります。
市の目指す運営形態の方針は公設民営とありますが、ほとんどが公設公営のスタートとなっています。
設置運営者としての市の認識する現状の問題点、
特に、指導員の人材確保、保育・教育の明確な方針、設置運営者としての市の経営体制、について問います。
【答弁】
これまでの旧町間での運営上の差異や不均衡を改正し、統一を図るとともに、保護者の負担を軽減する改定を行いました。
20ヶ所で実施しており、登録児童数も平成20年度461人であったのが、現在624人と、大幅に増加しています。
現在80人ほどの指導員がおりますが、長期休暇を控え指導員不足が懸念されています。
指導員は有資格者や経験者が望ましいいのですが、広く人材確保に努めます。
良質な保育を提供するために、指導員を対象とした研修会の開催や、クラブ間の交流に取り組み、保育資質の向上に努めます。
また、指導水準の均一化と指導員の不安解消を図るため、指導マニュアルの作成と循環指導員の配置を検討します。
現在公設公営、公設民営の2形態で運営していますが、行革推進プランでは、将来的に公設民営化が打ち出されています。
今後は、地域の実情、保護者のニーズや利便性を考慮し、公共施設だけではなく、民間施設も有効に活用して、健全な放課後児童クラブの運営に努めます。
経営体制の強化については、運営形態がいかなる形であっても、市が事業主体であることには代わりません。
“子育てするなら三豊が一番” に相応しい放課後児童クラブ事業とするために、クラブに積極的に訪問して強力に指導を行ってゆくとともに、民間の力もかりて三豊市の子育てをトータルに支援してゆきます。