先般の 「男女共同参画」 講演会での四国学院教授 大山治彦さんのお話の中にあった、
「子育ては、どのような時代、地域でも、母親だけではできませんでした。
国民的規模で、女性が家庭に入ったのは(専業主婦になったのは)、戦後のことです。
科学的に分かっていること、大切なことは、<少数の保育者が、愛をもって育てることが必要>と言うことです。」
の言葉をずっと考えていました。
7月10日(金)に、青少年育成財田町民会議の総会の前に、青少年育成アドバイザーとしてお話をする時間を頂きました。
今求められる子育てについて、改めて考えることとなりました。
社会構造の激変による核家族化で、家族関係や家庭の中身が変化してしまいました。
そのことで、求められる “人育て” や “子育て支援” も、形を変えることが求められてきました。
本来の意味と異なる家族や家庭に、従来の家族や家庭の幻想を押し付けてきたことに対する、社会の歪みが、昨今の事件に噴出しているような気がしてなりません。
家族という集団社会が崩壊した今、子どもたちが一般社会へ出てゆく前の集団生活や体験活動をどこで経験すればよいのでしょうか。
もともと、共働き家庭の保護者の就労支援であった 「放課後児童クラブ」 などは、家族という集団社会に身をおくことなく育つ子どもたちに対して、集団生活の場を提供する役割を担う結果となっています。
青少年の健全育成には、集団による体験活動が重要だといわれており、本年から “三豊市子ども会育成連絡協議会” のお世話をすることとなった私にとって、子ども会活動に集団による体験活動の具体的な事業計画をしたいと考えていました。
財田町民会議の皆さんからのお誘いをきっかけに、循環型社会を目指す三豊市で今繰り広げられている、 『三豊菜の花プロジェクト』 との連携による野外体験活動を進めようと思いついたのでした。
“子ども会” と 『プロジェクト』 とのウインウインの関係で、三豊市のすべての子どもたちに 集団・体験・環境・資源・ゴミ・農業・食・・・・・などの、色んな経験をして欲しいと思っています。
総会前の30分間という大切なお時間をいただいた上に、こんな閃きの機会を与えて下さった、青少年育成財田町民会議の山下会長はじめ会員の皆さんには心からお礼申し上げます。
人育て と “菜の花プロジェクト” を一緒に進めてゆきませんか?