ひと月お休みをしていた地域資源ともいえる地元企業訪問は、今回、海シーズンの夏を目前にして、益々忙しくなると思われる三豊市仁尾町にある、(有)瀬戸内マリン 代表取締役 真鍋敦行さんにお話を伺いにお邪魔しました。
真鍋さんは、前の社長であったお父様が、20年前に漁船の販売と修理などを主業務として設立した当社を、昨年から引き継ぎました。
突然、100年に一度という大変な経営環境に見回れていますが、将来を見越して多面的な経営に挑戦しています。
アメリカの大学を卒業後、大手水産物輸入商社に7年間勤務し、得意の語学力を活かし世界を飛び回っていましたが、10年前の30歳のとき、あることをきっかけにサラリーマン生活の限界を感じ、家業の瀬戸内マリンを継ぐ決心をして帰郷しました。
直ちに、約1年間、船舶の修理や整備の専門の勉強をするヤンマー学院で学び、舶用整備士の資格を取得しました。
当時、顧客は漁師さんがほとんどで、これからの漁業従事者人口を予測したところ、漁船の激減は避けられず、新たな事業展開の目標がはっきりしたのです。
その頃から、既に瀬戸内海では釣り船を主とした個人需要の増加が見られていたため、レジャーボートの取り扱いに営業の重心を移行してゆきました。
現在では、舶用整備士の資格とあわせ、海事代理士(海に関する行政書士)の資格を持って、海に関する仕事やレジャーの多様な相談や問題解決とサービスを提供して、新規顧客の開拓に日々精力的に活動しています。
『お客様に提供させていただくもの(当店得意分野)』
1、マイボートの上げ、下げ
2、舟艇塗装代行
3、お客様マイボートのメンテナンス
4、ヤンマー フィッシングボート新艇販売
5、ヤンマー他、各メーカーの中古艇販売
6、船外機(スズキ、トーハツ、ホンダ、ヤマハ)販売メンテナンス
7、ヤンマー ディーゼルエンジンメンテナンス
8、ボート、素性バイク免許教室、毎月開講!
9、お客様のご要望に合わせた艤装、テント及びFRP修理等、
何でもお任せください。
事務所の前の運河の向こうの目の前に、「瀬戸内マリン倶楽部」の看板が目に入ってきました。
各種レジャーボートの展示場となっていて、お客様とのコミュニケーションを深めるための役割を担っています。
真鍋さんは、瀬戸内マリンの地道な経営と共に、海外生活経験を活かした『海外金融商品の紹介(貯蓄型年金保険)』による、個人資産の貯蓄運用コンサルタント業務や、各種士業(司法・行政・税理・海事代理・不動産鑑定・土地家屋調査・社会保険労務)の、ワンストップサービス総合事務所設立にも参画しており、驚くような多能振りを発揮しています。
三豊市のこんな近くに、私よりも10歳以上若くして、目標をしっかり定めたこんなに頼もしい人物がいたなんて、無類の感激です。
昼すぎの仕事掛かりの忙しいときに、時間を割いていただいて本当にありがとうございました。
皆さん、今年の夏はレジャーボートで瀬戸内海を思いっきりクルージングをしましょう!!!