昨年の10月に三豊市内の4ヵ所に種まきした菜の花は、しっかりと種をつけ刈り取りを待っていました。
5月28日(木)、種まきが少し遅かった山本町辻の栽培地以外の、三野町大見・詫間町大浜・仁尾町仁尾興産塩田跡地の3ヶ所の菜種の刈り取りが行われました。
「三豊菜の花プロジェクト」として最初の採種作業となった昨年は、刈り取り用のコンバインが調達できず草刈機を使った手作業となってしまい、6リットル程の菜種油搾油分しか収穫できませんでした。
しかし、今年はプロジェクトメンバーの努力もあり、農機具メーカー販社のヤンマー農機販売(株)中四国カンパニーの協力で、汎用コンバインによる菜種の刈り取りが実現しました。
先日の四国新聞にも大きく写真入で掲載されていたように、サンダーバード?号のような、頼もしい助っ人(機?)は三豊市全域に菜の花栽培が広まる期待を感じさせてくれました。
資源循環型の地域社会づくりを目指す、「三豊菜の花プロジェクト」の活動と、農地保全に取り組む「農地・水・環境保全活動組織」及び「農業委員会」との連携によって、耕作放棄地が再生し新たな使命が担えるよう、三豊市役所内の庁内連携を提案しています。
この日、刈り取り作業を行った3ヶ所の面積合計は役50アールで、650キログラムの収穫があり、選別・搾油によって100~130リットル位の菜種油ができる予定です。
残る山本町辻の栽培地も、近日中に刈り取り予定です。
「農地・水・環境保全活動組織」が管理したり「農業委員会」が扱う耕作放棄地に、「三豊菜の花プロジェクト」が市民参加で種をまき花見を楽しむのです。
この成長の間、「活動組織」がいつもどおり景観作物として農地を管理し、そして、「菜の花プロジェクト」が刈り取り収穫するという、『農地を共通のフィールド』とした市民連携による循環型社会の確かなシステムを構築したいと動いています。