「七宝荘」の民間譲渡

観音寺市と三豊市で構成する三観広域行政組合の事業の一つに「養護老人ホーム七宝荘」の設置運営があります。「七宝荘」の民間譲渡が検討されています。

養護老人ホームは、老人福祉法に規定された『老人福祉施設』です。最近よく目につく『介護保健施設』の特別養護老人ホームとは役割が異なります。養護老人ホームは、身寄りがなく生活困窮した高齢者を受け入れ、日常の生活の世話をする目的があります。

「七宝荘」の入所者は、平成26年2月1日現在で110名です。平均年齢は81.5歳で、平均入所期間は6.5年です。入所者の中に、日常生活行動が困難な介護認定を受た者が年々増加し(37名)、介護支援業務にも追われています。また、ホームレス対策や虐待防止の入所者もおり、地域に戻った後の生活支援をするソーシャルワーカー機能も求められています。今後、ますます高齢化が進み、介護と生活支援機能を担う役割は大きくなっていくと思われます。

一方、社会福祉法人による高齢者福祉の民間の力は成熟してきており、県内の養護老人ホーム11施設の内8施設を、すでに社会福祉法人が運営している実例もあります。

このようなことから、「養護老人ホーム七宝荘」を民間へ移譲する検討がなされてきました。七宝荘民間譲渡スケジュール(案)は、三観広域行政組合議会で示され、三豊市議会に報告されたものです。
七宝荘民間譲渡スケジュール(案)

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