先週には、約1ヶ月を要した3月議会が、平成21年度予算を審議可決して閉会しました。
今週には、その間やり残したことを片付けられると考えていたのですが、まだこの議会の審議結果を報告できていないことに気づいたのです。
今議会に提案された議案は、すべて原案通り可決され、平成21年4月1日より新年度予算として、執行の運びとなります。
三豊市の平成21年度予算規模は、一般会計259億3,000万円となっています。
11ある特別会計総額は、165億6,800万円となっています。
また、二つの企業会計は、水道事業会計が21億8,000万円、病院事業会計17億2,300万円となっています。
前年対比として大きく変わったのは病院事業会計で、西香川病院が指定管理契約の変更に伴い、利用料金制となるため、制度の上では47%ほどの大幅減額となっていますが、経営にはまったく変化はありません。
一般会計の歳入の財源は自主財源が37.8%の97億8,000万円弱で、依存財源は62.2%の161億5,000万円強となっています。
自主財源の主なものは、市税の75億8,000万円で、市民税法人分とたばこ税で3億7,000万円ほどの減となっていますが、個人分と固定資産税で2億円ほどの増を見込むなどしており、前年度に対して1億6,800万円の減に収まっています。
諸収入として、11億8,000万円があり、土地造成事業特別会計譲与金の2億6,000万円余と三観広域とがみ園売却収入の2億4,500万円余などで、前年度に対して5億2,600万円強の大幅増額となっており前年対比80.5%増となっています。
他の自主財源として、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、分担金負担金、使用料手数料があります。
依存財源の主なものは、地方交付税の97億5,000万円(内 特別交付税 7億5,000万円を含む)で、前年に対し20年度決算見込みから3億円の増額としています。
地方譲与税3億5,000万円余、交付金は9億5,000万円余となっていて、いづれも前年対比10~15%の減となっています。
国庫支出金は、12億2,000万円で道路関係で減となるものの、安心安全な学校づくり交付金で増額となっており、前年との額面の大きな変動はありません。
県支出金は、14億5,000万円強で選挙費として3,500万円が増額されています。
市債は、24億円余で昨年より5億8,400万円の増額となっており、前年対比31.7%増となっていますが、臨時財政対策債の利用と詫間中学校体育館建築事業が新たな起債目的となっています。
今回の報告は歳入に関するものですが、次回は歳出についてお伝えします。