前回は小学校行事をお伝えしました。今回は、10月29日(火)に開催された幼稚園行事についてお伝えします。これも2週間がすでに経過していますが、とても面白い気付きをいただいたので、どうしても書き込みたいと思っていました。
『平成25年度 香川県幼稚園教育研究発表会 三豊市幼稚園研究発表会』が、三豊市立豊中幼稚園で開催されました。香川県内と三豊市内の幼稚園教諭の皆さんを対象に、県下幼稚園の持ち回りで実施されているものです。本年度の研究主題は、 <のびのび遊ぶ 豊中っ子 ~一人一人が心と体を動かす楽しさを味わうための環境の在り方を探る~> でした。
豊中幼稚園は旧豊中町時代に町内の5つの幼稚園を統合して新設されました。設立当初は300名を超え、公立幼稚園の中でも国内最大規模の一つとなりました。現在でも、3歳児81名、4歳児85名、5歳児78名の合計244名で、減少したとわいえ大規模であることには変わりありません。
多くの友達とのかかわりの中で成長する子どもたちの記録が発表されました。私は、5歳児の分科会に参加しました。その中で、「なるほど」と思ったのが ‟お祭りごっこ” の部分でした。豊中町には、地域の氏神さんの秋祭りに奉納する太鼓台(ちょうさ)が一堂に集結する 『とよなか秋のまつり』 があります。子どもたちの ‟お祭りごっこ” 遊びには、お手本があったのです。「本物のチョウサは、こんな風にしていたからそうしよう」 などと、子どもたちは大人たちがするようにするのです。 『とよなか秋のまつり』 は、子どもたちの成長の道標であるともいえるのです。そうであればこそ、一つ一つの太鼓台はあくまでも凛々しく、整然と、カッコよくあらねばなりません。子どもたちは大人のするようにするのですから。
『とよなか秋のまつり』 の使命は、地域の大人として子どもたちの模範となりあこがれの存在となり、人育ての場を提供し続けることなのだと感じています。このような気付きを与えていただいた豊中幼稚園児と先生方に、心からありがとうを言いたいと思っています。