「瀬戸内国際芸術祭2013」が閉幕

春・夏・秋の3会期に渡る108日間の「瀬戸内国際芸術祭2013」が、11月4日(月)閉幕した。

当実行委員会の集計では、来場者数は3年前の1回目の93万人を上回り100万人を優に超え、上々の賑わいであったようです。秋会期の三豊市粟島は3万人余であったとのことで、1日平均来島者は約1,000人の計算となります。定員70名の粟島汽船が15往復するような賑わいは、この島の黄金期を彷彿とするようです。3年に1度のつくられた賑わいであったとしても、瀬戸内の島々の持つ潜在的魅力があればこそだと思います。

春先に、【3シーズン 作品鑑賞パスポート】 を勇んで購入はしたものの、思いのほか有効使用できなかったことに、 『時(とき)』 というものは想いと裏腹に思うようにならないものだと、改めて感じています。しかし、私が最後にパスポートを使った10月31日(木)の丸亀市本島の、港を出ていくフェリーが見えなくなるまで続けられた「塩飽太鼓と大漁旗」による見送りは、瀬戸内の人情を実感することのできた最高の思い出となりました。

人口減少時代の到来とともに、人の流れは 〝山里” から〝海里” へと移ろっているように感じてなりません。3年後の「瀬戸内国際芸術祭2016」は、更なる賑わいを瀬戸内の ‟海里” にもたらすであろうことを信じています。

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