菜の花プロジェクト 2008

昨年に引き続き、「三豊菜の花プロジェクト」(合田和稔代表)が、循環型社会実現を目指して始動しています。
これまでの何回かの会議で、今年は造成地での栽培実験を兼ね、仁尾町の仁尾興産さんの車えび養殖場の8アール程をお借りして、菜の花を栽培することとなりました。
昨年作付けした高瀬町六つ松の休耕田は、現在見事なブロッコリー畑に変身しています。
耕作放棄地であった1ヘクタールもの土地が、循環型社会の基本となる農地に再生したことは、想わぬ効果だとメンバー一同喜んでいます。
汎用コンバインが借りられず本格的な収穫を断念して、試験搾油用として手作業で採取した菜種は、洲本市に搾油を依頼しており4~5リットル程の菜種油が取れるようです。
申し訳程度の成果ですが、一歩踏み出せたことの安堵感と、いつできるのかと言った期待感で、待ち遠しくもあり楽しみでもあります。
10月25日(土)の種まきには、四国電力の社員さんの参加もあり、順調に作業が終わりました。
こらから、草取りに始まり来春の開花、初夏の収穫など作業が続いてゆきます。
8アールほどの作付けに対して採取量は80キログラム位で、菜種油は20リットル位が目安になります。
当地以外の三豊市内各地(山本・三野・詫間など)でも、地域ボランティアグループによって、菜の花栽培に取り組むところもでてきています。
市民参加による地域社会づくりの、象徴的な活動に育ってゆくことを願っています。