平成19年度の決算委員会がまだ終わってもいないのに、平成21年度当初予算編成の時期となりました。
1年以上も前の過去のことと、進行している現在のこと、そしてこれから進められようとする未来のこととが一度に押し寄せてきて、錯覚と混乱をしばしば起しています。
政策部財政課より、「平成21年度当初予算編成要領」の説明がありました。
三豊市が発足して4年目の予算となりますが、18年度予算は旧7町の持ち寄り予算であったため、本来の市としての予算編成は3回目となります。
平成21年度当初予算は、“新しい三豊市のまちづくりのスタートの年として”と題して、先の9月議会で可決された「三豊市新総合計画・基本構想」を指針として編成されてゆこうとしています。
《平成21年度三豊市予算編成方針》
新総合計画の主要事業やまちづくり指標達成に向け、全部局が連携し、実施計画第1期目の年に相応な予算編成に取り組む。
行政改革大綱の「中期財政計画」最終目標の230億円へつながるよう、基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を絶対的条件とし、積極的かつ効果的な予算編成とする。
よって、新年度予算は、新総合計画の着実な実践と、プライマリーバランスと投資的経費の関係において形付けられるものとなり、それを平成21年度予算規模とする。
《基本方針》
*「三豊市新総合計画」で示された、目指すまちづくりの施策の大綱に沿った編成
*行財政改革で生じた財源を市民に還元し、「三豊市新総合計画」の施策を実践できるような、積極的、効果的な予算編成
*歳入に見合う財政構造への転換と財政基盤確立に向けての、徹底的な行財政改革と財政体質の健全化に努める
*補助金等適正化法の承認基準の変更により、遊休施設の今後の運営方法について、積極的に予算反映する
*義務的経費(人件費・扶助費・公債費)と臨時職員賃金などは、現行制度や行財政改革推進プランに基づく
*人件費・扶助費などを除く経常経費は、平成20年度当初予算の一般財源の95パーセントを各部課に配分する
補助金は、「三豊市補助金見直しの答申」を反映する
*扶助費のうち市単独事業は、政策的要素もあるが、5パーセント削減を目標とする
*投資・政策的経費は、「三豊市新総合計画・実施計画の事業に優先配分する
道路や学校などの市民サービス根幹施設の改修や補修に限定する。
*特別会計及び企業会計は、経常経費の5パーセント削減し、独立採算を原則に、赤字補填は一層困難にとなることを考慮する
*補正予算は、補助事業及び突発的災害など(市長が認めたもの)とし、その他は、予算の組替えで対応する
「三豊市新総合計画」に沿った、計画的まちづくりが始まります。
大切なのは、どのように市民に見える形に組み立ててゆくのかだと思っています。