私の住む七宝山のすそ野は、昔から養蚕や果樹栽培で栄えていました。ところが、地域の暮らしを支えた桑やみかん、ブドウなどは減少の一途をたどり、今では往時の名残がうかがえるぶどう棚跡が多くみられる状況となっています。そんな地域ですが、散策すれば、時には捨て去られようとするものを活用した、思わぬ楽しみ方を見つけた人に出会うことがあります。
千成瓢箪の栽培にとって、使われなくなったぶどう棚は蔓を誘引するするのに最適です。4月に種まき・苗だてし、下旬に定植してから約2か月が過ぎた状態を、今見ることができます。150本育てており、一本当たり20個の収穫が目安で、3000個の目標だとのことです。「すでに売れ口が決まっているので、ウン十万円になる。儲けたらまた一杯やろうぜ!!」 団塊の世代は、第一線を退いた今も、【楽しく生きる】ことにしたたかです。
どんな瓢箪ができるのか、一か月後が見ものです。青空クラブのとうもろこし『ピュアホワイト』の成長と合わせ、楽しみが倍増しました。